K-DOJOのビッグマッチで昨年のERINA以来、約1年ぶりの女子選手・笹村あやめがデビュー。これまで学生プロレスと神姫楽(かぐら)プロジェクトでの試合経験を持つ笹村だが、本格的なプロレスラーになるため今年4月にK-DOJOに入門。半年間の鍛練を経てこの日のデビューに至った。バンビを相手にドロップキックの連打で先制した笹村は、柔道の経験を生かしての一本背負いを連発するなど果敢な攻撃で会場を沸かせると、走り込んできたバンビをキューティースペシャルで後方へホイップ。バンビのシャイニング・ウィザードをカウント2でキックアウトする粘りを見せるが、STOで押し倒されてうつぶせで両腕を固められるとたまらずギブアップ。バンビと抱き合った笹村は、「ありがとうございました!」と元気よく四方に頭を下げた。
『東京スーパービッグショー』
◆10月15日(日)東京・後楽園ホール(12:00)
観衆1003人
▼第1試合・20分1本勝負
洞口義浩&○マリーンズマスク&ERINA(11分52秒/ヨシタニック→エビ固め)リッキー・フジ&テイラー・アダムス●&瀧澤晃頼
▼第2試合 笹村あやめデビュー戦・15分1本勝負
○バンビ(6分32秒/バンロック)笹村あやめ●
★笹村のコメント
「自分が練習してきたことが半分も出せなくて…バンビさんはすごい存在だなって改めて気づきました。でも自分は、ホントにもっともっと強くなりたくてKAIENTAI DOJOの門を叩いたので。女子だけではなく男子にも勝てるような強いレスラーに、これからなっていきたいと思います」
━━柔道の技を繰り出したが。
「はい。やっぱ自分の強みは生かしていかないとなと、試合前からずっと考えていたので。高校時代、柔道で培った技を出してみました(笑)。やっぱり体が大きいなというのが1番で、自分もそれに負けない体力づくり、筋力づくりをしていきたいと思ってます」
━━目指すレスラー像は?
「皆さんのいいところをかいつまんだような…最強なレスラーになりたいなって考えてるので。でも、中島安里紗さんがすごい好きで…試合とかよく見てるんですけど、気持ちを出せるようなレスラーになりたいなとは、ぼんやりとは思ってます(笑)」
━━今日の試合、自分で点数をつけるなら何点?
「53点。もっとドロップキックだったり、自分の技が通用するだろうって思っていた甘さがあったので…」
━━デビューという1つの目標を達成したが、次の目標は?
「とりあえずKAIENTAI DOJOにいる女子、2人の先輩を倒したいと思います!」
▼前週の試合を体調不良のため欠場したERINAは男子5人の中で奮戦。パートナーの勝利で勝ち名乗りを受ける。