普段以上に照明効果に力が入れられたマーベラスの新木場大会。第1試合では豊田真奈美から「大事に使って」とローリングクレイドルを託された永島千佳世が田中ミキに快勝。『W-fix』入りした藪下めぐみは雫有希にギブアップ勝ち。スターダムへの参戦経験を持つロサ・ネグラがマーベラスUSAとして再来日。ビッグバン・ニコルとキャラクターの濃い同士の対戦は、ロサがフロッグ・スプラッシュで3カウントを奪う。『ニュートラ』彩羽匠&門倉凛の相手となった旧姓・広田さくら&夏すみれは2人とも門倉のコスプレで登場。試合中も門倉のクセをマネして笑いを誘うが、最後はアップサイドダウン(彩羽のスワントーンボムと門倉のキャノンボールを交差させて同時に放つ連係技)から、彩羽のアシストつきのその場跳びムーンサルトプレスで門倉が3度目となる自力での勝利を飾った。セミファイナルはKAORUと桃野美桜がシングル対決。W-fixの介入に苦戦しながらも奮戦する桃野だったが、KAORUが3発目のエクスカリバーで仕留めてみせる。
メインイベントは『LEVEL 5』渡辺智子&山縣優がディアナの井上京子&伊藤薫と激突。元・全女の3人の重厚なファイトに、「憧れの存在だった」と試合後に話した山縣もキレの良い動きで存在感を示す。伊藤のフットスタンプでグロッキーとなった渡辺に、京子がショ-トレンジのラリアットでとどめを刺し、ディアナの勝利で幕を下ろした。マイクを持った渡辺が京子に感謝を述べると、京子は「本気で本当のプロレスをしようと頑張ってる1番近い団体。」とマーベラスを高評価。試合を見守った長与千種は「たぶんさ、これがオレらの全女なんだよね。これからも、ともに女子プロレスを盛り上げていこう」と誓い合った。
『Marvelous Saturday Fight Night』
◆10月7日(土)東京・新木場1st RING(18:45)
観衆未発表
▼20分1本勝負
●田中ミキ(11分3秒/ローリングクレイドル)永島千佳世○
▼20分1本勝負
●雫有希(9分33秒/腕ひしぎ十字固め)藪下めぐみ○
▼20分1本勝負
●ビッグバン・ニコル(12分40秒/フロッグ・スプラッシュ→エビ固め)ロサ・ネグラ○
▼20分1本勝負
彩羽匠&○門倉凛(14分53秒/その場跳びムーンサルトプレス→片エビ固め)旧姓・広田さくら&夏すみれ●
▼20分1本勝負
○KAORU(8分46秒/エクスカリバー→片エビ固め)桃野美桜●
▼30分1本勝負
●渡辺智子&山縣優(16分27秒/ラリアット→体固め)井上京子○&伊藤薫