初代PURE-J無差別級王座を争う予選リーグの最終戦。第1試合ではコマンドボリショイが小林香萌とタッグを結成し、ともにRisesブロックでリーグ戦を終えている藤ヶ崎矢子&万喜なつみと対戦。ボリショイ式ワキ固めからフィッシュストレッチ・スリーパーに移行したボリショイが矢子からギブアップを奪った。すでに決勝進出を決めている中森華子はライディーン鋼とシングル対決。ラリアットを連打した鋼がフロッグ・スプラッシュ、ライディーンボムと猛攻を見せるが、これを凌いだ中森はシャイニング・ウィザードの連弾からハイキック。最後はディスティニー・ハンマーで快勝する。第3試合は混戦となったUtilityブロックの希月あおいvs安納サオリ。5分以内の勝利で決勝に進める安納は、開始早々から丸め込みを連発していくが、3カウントには届かず。会場後方から試合を見ていたボリショイも思わずリングサイドに駆け寄り行方を見守る中、希月が旋回式ボディープレスで勝利し決勝進出を決めてみせた。
セミファイナルはPowerブロックで、ともに鋼を破っているLeonとアレックス・リーが優勝を懸けて激突。開始直後から早い展開となり、ネックハンギングボムで叩きつけたアレックスが、わずか3分半でLeonを仕留めて決勝へ。メインイベントはExcitingブロックのKAZUKIvs勝愛実。激しい張り手を連打する勝に、KAZUKIは場外戦で形勢を入れ替える。グラウンドの攻防を挟んで勝がラリアット、KAZUKIがニーで互いに応酬。KAZUKIのダイビング・ニードロップをカウント2でキックアウトした勝は、スライディングラリアットからダイビング・エルボーへ。またしてもエルボーとニーの応酬を繰り広げると、走り込んできたKAZUKIをラリアットで迎撃した勝が3カウントを奪い、Powerブロックを制した。
試合後、決勝トーナメントに進出した4人がリング上で、番号の書かれた棒を引く形での公開抽選が実施され、10・9両国大会での準決勝の組み合わせは中森vsアレックス、勝vs希月に決定。続いてPURE-J無差別級のチャンピオンベルトが初めて披露されると、4人がベルトを挟んでの記念撮影。また、カーテンコールではボリショイが「決勝トーナメントに進むことはできませんでしたが、PURE-Jにはタッグのベルトもあります! 悔しい気持ちをタッグのベルトにぶつけていきます」と両国でのタイトルマッチを宣言し、「私たちはPURE-Jを背負ってます。今日、同じように悔しい気持ちを持っている安納選手、指名したいです」。安納は「そちらはPURE-Jを背負ってるかもしれませんけど、私たちもビギニング背負ってるんだよ。な? なつみ! ぜひ受けさせてください」と万喜をパートナーに挑戦を受諾する。最後はメインを制した勝が、「皆さんの声援のおかげで決勝進出、つかみ取ることができました。メインで勝つって、最高ーっ!! このままの勢いで決勝も勝って、両国大会は初代PURE-J認定無差別級チャンピオンで、大会を締めたいと思います!」と優勝を誓った。
『GO! GO! PURE-J!!』
◆9月23日(土・祝)東京・板橋グリーンホール(13:00)
観衆126人
▼20分1本勝負
○コマンドボリショイ&小林香萌(12分58秒/フィッシュストレッチ・スリーパー)●藤ヶ崎矢子&万喜なつみ
▼20分1本勝負
中森華子(14分12秒/ディスティニー・ハンマー→片エビ固め)ライディーン鋼
▼初代PURE-J認定無差別級王座決定 予選リーグ【Utilityブロック】・20分1本勝負
希月あおい(7分55秒/旋回式ダイビング・ボディープレス→片エビ固め)安納サオリ
※希月がUtilityブロック1位で決勝トーナメント進出。
▼同予選リーグ【Powerブロック】・20分1本勝負
アレックス・リー(3分32秒/アレックス・ドライバー→片エビ固め)Leon
※アレックスがPowerブロック1位で決勝トーナメント進出。
▼同予選リーグ【Excitingブロック】・20分1本勝負
勝愛実(15分46秒/ラリアット→片エビ固め)KAZUKI
※勝がExcitingブロック1位で決勝トーナメント進出。