★橋本千紘
「途中もうホントにヤバイっていう…“これ以上できんのかな?”っていうところもあったんですけど、やっぱり自分の自信のあるジャーマンという1発の技で…ホントに自分の技に助けられたと思います。やぱりジャーマンで決めないと自分も気持ちよくないし、ジャーマンで決めるつもりでしたし…ホントに良かったです。去年この場所で初めてベルトを獲って、その時は獲ったんですけど悔しい思いをして…。あとはこれだけ自分が成長したって姿を見せたかったんで。今日それが伝わったと思います。去年は9割、里村さんの攻めがあって、最後自分のジャーマンが決まったんですけど、ただ悔しいって気持ちだったので、この1年間の自分の成果をぶつけられたんじゃないかと思います。攻め込まれる場面もあったんですけど、自分がペース握れたんじゃないかなと思ってます。さっき“世界一のベルトに”と言ったからには、やっぱり仙女だけじゃダメですよね。他団体に自分が行くのか…? 今、アジャ・コング選手倒して、松本(浩代)選手倒して、里村選手倒して…女子プロレス界で1番のベルトだって思ってるんですけど。それに目をつけてくる選手がいれば自分はいつでも闘うし、そうやってベルトの価値を高めていきたいなと思っています」
━━仙女を引っ張っていくと宣言していたが、これからの仙女について。
「人数も増えて、センダイガールズをまずは女子プロレス界で1番人気のある、そして誰もが見たいと思わせるようなプロレス、雰囲気作り…そういうのも含めて最強のチャンピオンロード、そして仙女を背負っていきたいと思います。つまり一言で言うと『ぎゅん!!』…ですよね?…以上です」
★里村明衣子
「最後のジャーマンが返せなかったのが…すごく悔しいですね。自分自身もすべての力を出し切った上での結果ですし…今日の結果は橋本の実力がだいぶ上がってたという、それがわかったので。それ以上いかなきゃ勝てないんだなというのがわかりました。去年よりもホントにこれだけ…これだけの試合になると思わなかったんで。ちょっとダメージがすごすぎて…」
━━橋本が「仙女を引っ張っていく」と言っているが、それについては認めた?
「認めましたし、引っ張っていく人間は何人いてもいいと思ってます。私もこのまま引く気持ちはないんで。まだまだ任せる気持ちもないですし、もう1回獲りにいく…その気持ちが今日、決まりましたね。この試合を見て仙女のほかの選手が誰が獲りに来るのか、今日それぞれに気持ちがまた芽生えたと思うんで。ただ、橋本と里村の闘いは現時点では誰にも超せないと思いますね。今日以上の試合で…次は挑みたいと思います」
━━1年前の橋本との1番の違いは?
「やっぱりジャーマン・スープレックスの威力ですね。返せなかったです。たたずまいからして、すごく大きくなってました。橋本自身もこの1年はすごく苦しかったと思うんですよね。いろんなプレッシャーとタイトル2回落としたけれど、またすぐ取り返しに行く気持ちっていうのも、彼女自身すごい悩んだと思います。でもここに来てこれだけの結果を出すっていうのは、それは認めざるを得ないですね」
━━先輩、代表として橋本に声をかけるとしたら?
「ないです。それで十分だと思います。ただ、里村明衣子はまったく落ちてないというところを次、見せます」
━━所属選手が増えたが、今後の展望について。
「来年までに10人にします。量より質だと思ってましたけど、やっぱり質が伴ってきたんで。次は量をどんどん増やして、質のいい選手をたくさん集めていきたいと思ってます。見ての通りウチは引き抜きしないんで、生え抜きがどんどん育ってくれれば。今日の気仙沼の佐藤亜海だって3年前に出会って、3年かけてやっと今日デビューしたんで。そういう子がまだまだいますから。団体としても大きくしていきたいと思います」
★DASH・チサコ&KAORU
KAORU「わかってたでしょ? 結果」
チサコ「練習不足ですねぇ…タッグやろうっていうの、ちょっとまだ早かったかもしれない」
KAORU「なんかね、空回りしてる感じ。“2人でやんなきゃ!”って。“やんなきゃ”じゃないの、“やっちゃう”の」
チサコ「チームワークもぜんぜんダメでしたし練習し直して…もう1回やりたいって言ってたんですけど、ウチらはいつでも。たくさん防衛したいので…。他団体にも行って防衛して価値を高めていきたいと思います。でも楽しかったですね♪」
KAORU「“楽しい”しかないからね、試合は」
★佐藤亜海
「今日デビュー戦でガムシャラに闘って…で足りなくて、自分は今日がスタートラインなので…次、松本選手と闘う時には今日よりも強くなって、次は倒したいと思います。まだまだ自分の力が足りなかったです。気迫っていうのが、やっぱり自分には全然足りなかったなと思います」
━━将来どんなレスラーになりたい?
「今日はやられて負けちゃったんですけど、やられてもやられても立ち向かって勝てる選手になりたいです!」
━━今日のデビュー戦について。
「相手も強い、素晴らしい相手で、自分が次のステップに進める大事な試合だったと思います」