9・10新木場でデビュー20周年記念興行を開催する藪下めぐみとKAZUKIが、大会への意気込みと各試合の見どころを語った。
━━今大会を開催するきっかけとは?
藪下「私の暴走です(笑)。私が唐突に“20周年をKAZUKIとやろう”というところから始まりました」
KAZUKI「周りのみんなに“20周年でなんかやんないの?”って聞かれるんですよね。私はPURE-Jに所属してるので記念試合(5月の乱丸戦)をやったりしてるので考えてなかったんですけど…」
藪下「同期がKAZUKIしかいないので」
KAZUKI「もう1人、海外にいるんですけど…(笑)」
藪下「私フリ-だし、KAZUKIとできたらなって思ったのがきっかけです」
━━KAZUKI選手は引退しないと宣言しているので、20周年も通過点でしょうか?
KAZUKI「はい」
藪下「私、こんなに長くやるつもりはなかったんですけど…」
KAZUKI「昔から言ってましたよ。“もう引退するから”って」
藪下「言ってたのにズルズル…辞めるきっかけがないというのと、辞める理由がないというのと…」
KAZUKI「ほかにやりたいことがないんだよね?」
藪下「それはあるかも。でも自分の中で決めてることがあって、親になんかあったら辞めます。親が倒れたりとか、そうなったら辞めようと思ってます。実家に帰って、道場をやってるんで手伝おうかな? みたいなのはありますね。それだけは絶対的に決めてることなんで」
━━KAZUKI選手は会社の取締役にもなりました。
藪下「この人は影ですごい努力するタイプ。2番手についてる人ってすごい大事で1番大変なんですけど、そこが防波堤になってるんですよね、きっと」
KAZUKI「いやいや…わかんないですね。毎日がいっぱいいっぱいで(苦笑)」
藪下「よく団体にいるなって思いますもん。私には絶対ムリです。もう自由気まま、勝手だよね。でも周りの人に恵まれてます」
KAZUKI「適材適所にいるんじゃないですか? 結局は」
━━最後に大会のPRをお願いします。
KAZUKI「この大会に来たらいろんな団体の選手が見れて、楽しんでもらえると思います」
藪下「なんか試合は激しくやってもらって、でもアットホームな感じで終わりたいなっていうのはあります。最後、笑って終われればいいんですよ。激しい試合しても“楽しかった”とか“すごかった”とか思ってもらえるのが1番ベストかなと思います」
KAZUKI&藪下めぐみデビュー20周年記念大会
『~believe in myself 20years~』
◆9月10日(日)東京・新木場1st RING(18:30)
▼藪下めぐみ&KAZUKIデビュー20周年記念試合・LSD20分
藪下めぐみ vs KAZUKI
※20分間により多くのフォールやギブアップを取った方が勝者となる。追加ルールあり。
KAZUKI「20周年なんで20分でいいんじゃないかと」
藪下「私、LSDのシングルやったことないんです。LSD自体、今回で3回目ぐらい」
KAZUKI「2人の対戦はけっこうあるんですけど、LSDになってどうなるか。ルールでおもしろさを出そうと思ってます。いま考えてるのは3分おきぐらいにいろんな凶器が投入されていくっていう。今はクライシスというのもあるしJd'でやってきた原点でもあるし」
藪下「私たぶん2回ぐらいしかない」
KAZUKI「関節(技)のイメージしかないだけで、実はけっこう場外でイスをバンバン投げたりとかやってるんですよ(笑)」
藪下「かずちんのほうが凶器は使い慣れてます」
KAZUKI「そう思われてるだけだと…8月11日もラダーマッチやったばっかりですけど」
▼友情参戦!春☆倉一日限定復活!!・エキシビジョンマッチ
藪下めぐみ&KAZUKI vs 倉垣翼&春山香代子
藪下「私、春ちゃんが引退する時に当たってないんですよ。やりたかったんですけど、フリーだからあんまり言えないじゃないですか。だから“春ちゃん、1日でいいからやってくれないかな?”っていうのが私の気持ちで、ダメもとで当たってみて…。今はちょっと巨大化してるけど(笑)」
KAZUKI「とある道場で練習するってウワサも聞いたので、ちゃんと仕上げてきてくれるんだろうなって…(笑)」
藪下「春☆倉とはこの2人で当たってないと思う。坂井澄江と組んでた時に当たってたような当たってないような…。ツバちゃんとも、そんなにちゃんとした試合はしたことない。ここ何年も当たってないです」
KAZUKI「倉垣も10月1日に自分の興行(新宿FACE)やるので、PRしてもらえたら。試合時間はまだ決めてません。こちらも一般の方(春山)にケガされても困るので…(笑)」
▼20年間お世話になりました。これからもよろしくお願いします!!・30分1本勝負
ジャガー横田&井上貴子&コマンドボリショイ vs 星ハム子&佐藤綾子&門倉凛
※藪下とKAZUKIが20年間に参戦してきた団体から、代表者1名ずつが出場する6人タッグマッチ。
藪下「トータル的に20年間でお世話になったのが…」
KAZUKI「こういう団体があるよね? って2人で話して“各1名ずつお願いしよう”っていう」
藪下「(門倉)凛ちゃんに関しては、私が勝手に“凛ちゃんがいい”って言ったんですけど、すごい私情なんですけどこの子の優しさと、すごい一生懸命で気になる子だったんですよ」
KAZUKI「佐藤綾子選手は復帰したので、そういう場にもっと出てほしいって個人的に思って」
藪下「お母さんとしても頑張ってるし、今ディアナでも頑張ってるので。ハム子は北都プロレスでよく当たったりとかしてて。アイスリボンには上がったことはないんですけど、なんか藤本(つかさ)曰くアイスリボンの子のケガの面倒を私がけっこう見たりしてたみたいで。でも1番接点があるのがハム子だったんで、ハム子にしました」
KAZUKI「それぞれ自分の団体をアピールしてもらえれば、それが私たちの恩返しかなと思って」
▼世紀の一戦!? シェイドブレイカーズvsオバレアンスピリッツ
ファング鈴木 withザ・ブラディー vs おばっち飯塚 with阿部幸江
KAZUKI「試合なのかなんなのか…もうお任せしてるんで」
藪下「でも、張り切ってパイプイスは買いに行ったみたいですよ。閉じたり開いたりしてる動画が送られてきたけど…」
KAZUKI「Jd'興行じゃないから、今回はあえてJd'関係の人をそんなに呼んでないです」
藪下「ただ、あの2人は私らの巻き添えです(笑)。同期という、交通事故みたいもんです」
KAZUKI「阿部さんは“もうリングに上がりません”って書いてあったから…」
藪下「今回はセコンドで上がるかもしれないし」
▼ほぐし処おつかれさんプレゼンツ もみほぐし券争奪!!男だらけのバトルロイヤル・時間無制限
出場決定選手…ガッツ石島、大谷譲二、雷電、佐野直、佐瀬昌宏、寺尾利明、櫻井匠。
※ルールは当日発表。優勝者には『ほぐし処おつかれさん』で利用できるもみほぐし券(施術回数券)が授与される。
KAZUKI「提供マッチみたいな感じですね。『ほぐし処おつかれさん』には、しょっちゅう行ってます。ほかのところに行ったことないんですけど、私にはすごく合いますね」
藪下「私もこないだ初めて行ったんですけど上手でした。体もすごいラクになったし」
▼あなたたちが産まれた年にプロレスデビューしました!!・20分1本勝負
藤ヶ崎矢子 vs 青木いつ希
藪下「私たちがデビューした年に生まれた子を探して見つけ出して…あと2人いたんですけどスケジュール的にダメだったんで、この2人になりました」
KAZUKI「REINAで1回対戦してるみたいです。矢子は今のキャラを存分に生かしてもらえればと思います(笑)」