旗揚げ第2戦は板橋大会。入場式ではこの日から開幕する初代PURE-J認定無差別級王座決定・予選リーグに出場する選手たちが、ブロックごとに分かれてリングイン。亡くなってから今年で20年が経つプラム麻里子さんへの黙祷が捧げられた。オープニングマッチの藤ヶ崎矢子の相手とされていた「X」は尾崎魔弓。試合前に矢子が「オマエ、ホントに自分のこと可愛いと思ってる?」と挑発すると、尾崎は「思ってるよ。いけないわけ?」と平然。黙ってしまった矢子に「オマエ、打たれ弱いな」と言い放つ。試合が始まると尾崎の一方的なペースとなり、オザキックで仕留めてみせた。第2試合からはリーグ戦が3試合。アレックス・リーは二段蹴り式のニーアタックでライディーン鋼を撃破。中森華子はハイキックからディスティニー・ハンマーにつないで万喜なつみに快勝。続いてのコマンドボリショイvs希月あおいは、ボリショイの猛攻を凌いだ希月が、丸め込みを切り返して3カウントを奪取。優勝候補の1人・ボリショイが大きなピンチを迎えてしまう。セミファイナルはKAZUKI&Leonの取締役2人に、初タッグとなる勝愛実&安納サオリが挑戦。KAZUKIがリバース・スプラッシュ式のニードロップから、コーナー最上段からのダブルニードロップで勝にとどめを刺した。
最後に行なわれたのはプラムさんへの追悼を込めた・PURE-J7選手によるオンリギブアップルールのバトルロイヤル。テッシー・スゴーレフェリーも巻き込まれた8人でのストレッチプラムの応酬などを経て、最後はボリショイが矢子からギブアップ勝ち。マイクを持ったボリショイは、「JWPから旅立って、そしてプラムさんと共に私たちは新しくPURE-Jとして、これから歩き出していきます。まだまだ頼りないし、ぜんぜん弱いし、足りないところもたくさんあるけど…それでも一生懸命、一歩一歩成長していきます。どうか温かく、そして厳しく私たちを見守って応援し続けてください。今日はありがとうございました」と締めた。
『GO!GO!PURE-J!!』
◆8月20日(日)東京・板橋グリーンホール(17:00)
観衆115人
▼ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い・20分1本勝負
尾崎魔弓(10分38秒/オザキック→片エビ固め)藤ヶ崎矢子
▼初代PURE-J認定無差別級王座決定 予選リーグ【Powerブロック】・20分1本勝負
アレックス・リー(10分20秒/アレックス・ニー→片エビ固め)ライディーン鋼
▼同予選リーグ【Risesブロック】・20分1本勝負
中森華子(8分46秒/ディスティニー・ハンマー→エビ固め)万喜なつみ
▼同予選リーグ【Utilityブロック】・20分1本勝負
希月あおい(9分47秒/ラ・マヒストラルを切り返す→片エビ固め)コマンドボリショイ
▼スペシャルタッグマッチ・30分1本勝負
○KAZUKI&Leon(16分1秒/ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め)●勝愛実&安納サオリ
▼故・プラム麻里子さん追悼 オンリーギブアップバトルロイヤル・時間無制限
コマンドボリショイ(11分24秒/ストレッチプラム・改)藤ヶ崎矢子
※ギブアップを奪われた選手は退場、最後の2人になったら2カウントフォールルールが追加。
※退場順…KAZUKI&勝愛実、中森華子、ライディーン鋼、Leon、矢子。