数年に渡ってディアナを経営してきた株式会社サンより井上京子が事業を引き継ぎ、道場マッチが『ホームマッチ』と改称されての第1戦。ケガで欠場していた青野敬子が井上京子を相手に2ヶ月ぶりの復帰を果たし、試合後は感無量に。ディアナと本隊とクライシスのタッグマッチは、ジャガー横田がJカッターから伊藤薫のラリアットの誤爆を誘ってのフィッシャーマンバスターで佐藤綾子を仕留めた。メインイベントは6人の選手がマスクを着けたりコスチュームをチェンジしてのバトルロイヤル。青野の優勝に終わると、昨年7月にディアナを退団した堀田祐美子が乱入し、10・1カルッツかわさき(旧・川崎市体育館)大会への参戦を要求した。
★メインイベント後のマイク
堀田「おい京子! 社長おめでとう。10月1日、カード決まったのかよ? 3年前、川崎市体育館で電流爆破マッチで試合したよな? 私はあの試合を忘れてない。忘れてないよな? 新しくなる川崎市体育館の1発目! いいカード組んどけよ!」
伊藤「勝手に来んじゃねぇよ。オメエなんか入る余地ねぇんだよ!」
ジャガー「結局…堀田は戻ってきたいんだよな? こういう言い方してるけど、ディアナが好きなんだよ。私はそう思うけどね。出たり入ったり忙しいけど“ここしかない”と思ってるんじゃないの? 私はいいと思うけどね。どんどん強くしていこうよ、ディアナ」
京子「堀田さんわざわざありがとうございます! 皆さん、10月1日…川崎市体育館、新しくなります。堀田さんが参戦してくださるそうです。皆さんどうですか?(会場から拍手)堀田さん、カードはこちらで決めさせて頂きます。もう1つ、堀田さんがこの団体に出ることをおもしろくないと思ってる人間もいるということを忘れないでください」
伊藤「こんな楽しい時に来んじゃねぇよ!」
堀田「オマエ(伊藤)はうるせぇな。だまっとけよ。おい京子、ここで暴れて…またおもしろくしてやるからな! そして私の興行、9月2日。もうカード決めたから。頑張ってくれよ?」
京子「逆におもしろくしてやるよ!」
『ホームマッチ~夏祭り~』
◆8月13日(日)神奈川・Kawasaki AXE RING(12:00)
観衆81人(満員)
▼青野敬子復帰戦・20分1本勝負
井上京子(9分58秒/逆さ押さえ込み→エビ固め)青野敬子
▼本隊 VS CRYSIS・20分1本勝負
○ジャガー横田&藪下めぐみ(11分42秒/フィッシャーマンバスター→片エビ固め)伊藤薫&●佐藤綾子
▼夏だ!ディアナだ!バトルロイヤルだ!(6選手参加)時間無制限
青野敬子(9分1秒/オーバー・ザ・トップロープ)佐藤綾子
※退場順…二代目マスク・ド・サンJ、ピヨタマスクK、ピヨタマスクI、ロサ・ボニータ、佐藤。
★堀田祐美子のコメント
「京子が社長になったことでやっぱ気持ちが…3年前にやった電流爆破マッチというものがすごい試合で、それをやった…やっぱり友だと思うので。“助ける”とは言わない。だけどここをおもしろくしてやります」
★井上京子のコメント
━━社長となり新体制となるが。
「そうですね。今まで応援してくださってた方が離れてしまったので、前のディアナに戻った感じですね」
━━社長業も増えてしまう?
「今までは社長をやってくださったので、プロレスだけに専念できたので…。またちょっと大変になってしまうかもしれないんですけども、教わったことをいろいろ引き継いで、そしてプロレスのほうも頑張っていきたいなと思います」
PURE-J8・11後楽園、各選手のコメント
━━これからのディアナをどのようにしていきたい?
「今までと変わらず、旗揚げした頃の気持ちを忘れずに…本物のプロレスをやりたいっていうところだったので。もうずーっと変わってないんですけれども、それをやっていきたいということですね」
━━堀田の乱入について。
「このタイミングでああやって来てくれて…しかも忘れかけてたことを堀田さんに言ってもらったというか。3年前の12月に電流爆破を川崎市体育館でやらせてもらったんですね。川崎市体育館の人も“最後だから”ってやらせてもらったんですけれども、10月1日がリニューアルオープンなんです。そこで試合をやらせてもらえることになって、そのウワサを聞きつけて堀田さんが出たいと…。ホントに忙しくて忘れてたんですけど、そういうことを思い出させてくれて、熱い気持ちで言ってきてくれたというのはありがたいですね」
━━どういう大会にしたい?
「もちろん川崎の方たちに恩返ししたいというのもありますし、オープン記念で新しい体育館でプロレスをやらせてもらうって相当な覚悟だと思うんですよ。社長が自分に戻ってここで心機一転、ディアナ7周年に向けて頑張っていきたいなと思ってます」