7日(月)14時より水道橋・闘道館にて9・29新宿で開催される全日本女子プロレス同窓会興行『全女AGAIN』についての記者会見が行なわれ、発起人のジャガー横田、ブル中野さんのほか、今回はライオネス飛鳥さんも出席。チケットが即座に完売したため来場できない方が多いことから、追加興行の開催が発表された。
ジャガー「『全女AGAIN&AGAIN』を開催することになりまして、もちろんこの2人(飛鳥とブル)の協力があってのことなんですけれども、選手たちにも『AGAIN&AGAIN』に声をかけて、だいたいの選手が出場できるってことだったんですが…。なぜ、まだ1回目も開催されてない中『AGAIN&AGAIN』をやることになったかといいますと、事前発売中に完売してしまいましてですね、たくさんのファンにチケットが行き渡らないということがありまして。あまりにもこの全女イズムの人気に私としてもビックリさせられてまして…。チケットの売れ行きが良かったからもう1回やるのではなくて、(チケットを買えなかった)ファンの方にお見せできなかったということをすごく残念に思い、ブルと飛鳥に相談して。一般の遠い方とかが買うことができなかったっていう声をたくさん聞いてまして、『AGAIN&AGAIN』としてもう1度開催することになりました」
飛鳥「最初に『全女AGAIN』」の開催・協力の依頼を頂いた時に、“あ、こういう考え方もあるんだな”というふうに思いまして、やっぱり全女のすごさ、存在感ありきというところを感じたんですけども、前売りの時点で即完売となってしまって…。さらに“全女ってやっぱりすごいところだったんだな”って感じています。1ヶ月後の開催で出場選手も少し変わってきますけれども、盛り上がっていけたらいいなと思います。自分とブルちゃんはOG側の…『AGAIN』のほうは全部ブルちゃんが。『AGAIN&AGAIN』に関してはOGのプログラム構成とか何をやるか? ってことに関して任されてるので。カードに関しては現役のジャガーさんが…(笑)。基本的には『AGAIN』の延長戦上で、みんな出てくれるっていうのはあったんですけども、基本的には『AGAIN』でブルちゃんが声をかけてくれたっていうところが大きいと思います」
━━9・29、1回目の『AGAIN』の内容について。
ジャガー「対戦カードはまだ考えてまして、レスラーの全女イズムを見せることもそうなんですが、OGたちがホントにたくさん出てくれるので。その時のことを思い出してやるようなイベントもたくさん…ブルが考えておりますので! そのへんは楽しみにして頂きたいなと思います(笑)。まだ1回目を開催してないですけど、お客さんにウケたものはもう1度やるかもしれないし、やっぱり新しいものをまた1つ見せなければいけないという部分ももちろん考えてますし…」
ブル「前回も話したと思うんですが歌のコーナー、OGの現役時代のコスチュームによるファッションショー、名前のコールだったり自分たちの入場曲で入場してもらうという。そしてOGのトークショーがあるんですが、これはもう飛鳥さんにお任せして、飛鳥さんより先輩の方たちのトークショー。私(昭和58年組)から下の子たち全員、来てくれたOGの方たちを紹介するっていう…一言ずつという感じで。そのほかにも物販とか出したい方もいらっしゃいまして、いろんな物を売ったりとかしてると思いますのでよろしくお願いします」
━━改めて大会への意気込みを。
飛鳥「自分は全女を辞めてフリーで復帰したんですけれども、全女というものにあまりこだわりがなかったんですね。なので今回のジャガーさんの発言によってこれだけの人間が集まるということで、先ほども言いましたけど“全女ってすごい所だったんだな”って改めて感じていますので(笑)。卒業生として…首が原因で辞めたのでリングには上がれないんですけれども、出来る限りの協力をして。OGのトークショーではメンバー見たら好き勝手にしゃべる人間が多いのでストッパー役として、まとめ役を買いたいと思います(笑)」
ジャガー「前回の記者会見でも話した通りに、全女出身の現役の選手が14人いると思うんですが、そのうち2人(豊田と吉田)が11月に辞めてしまう。その時に“全女が減ってっちゃうな”って非常に寂しくなってしまってですね、なんか元・全女たちを集めて1つの興行ができないかと思った時には、また人気のあるOGたちがいっぱいいるということを思い出しまして。これはもう“全女の同窓会みたいなものを開いたらどうか?”っていうところからの発想だったんですね。そうしたらチケットがあっという間に完売してしまって、皆さんに回らなかったということの反省点がありまして、後楽園ホールさんとかチケットぴあさん、チケットを置いて頂いてる所に大変迷惑をかけて、この場をお借りして謝罪させて頂きます。本当にすみませんでした。迷惑をかけてしまったっていうことがあって『全女AGAIN&AGAIN』としてもう1度開催するという形をとらせてもらったんですけれども、やはり全女イズムが残っているからこその…現役の選手は今もその場所で闘ってるし、OGたちも全女イズムというものがあるから今の時代を頑張って生きてるんですね。それを皆さんにお見せできたらいいなということを考えております」
ブル「9月29日の1回目に関して、ジャガーさんが声を出して発足してくれたことにホントに感謝しています。もちろん現役はそうですけども、OGがホントにいろんな選手の方が参加してくれるということで。全女を引退した後にいろんな人生が皆さんあったと思うんですね。1番苦しかった全女の時代にみんなと顔を合わせて会えるという、今の人生があるということがすごいと思うんですよね。もしも自分の人生で何か失敗してしまったりとか恥ずかしいとかいろんな思いがあったとしたら、この場所に戻ってこれない。今ここに集まってくれる選手っていうのは、やっぱりみんな輝いていて、全女のあの時代があったから今でも頑張っているっていう、ホントに胸を張ってみんなに会えるっていう選手たちが集まってくれてると思います。もちろん忙しくて来れない方もいるとは思うんですけども、私はいつでもみんなに胸を張って会える元・全女の選手でいたいと思うんですね。たぶん皆さんもそういう思いで来てくれると思うので、すごく嬉しいです。こういう機会を作ってくれたジャガーさん、そしていつも裏で動いてくれてる飛鳥さんにホントに感謝をしています。『AGAIN&AGAIN』なんですけど、ホントにお客さんが求めてくれているモノがあるんだとしたら、今まで全女は絶対にそれを裏切らずにやってきたんですね。OGの方は何ができるかわからないですけど、やれることは全部やります。現役の選手は昔のあのドロドロした…全女らしい全女イズムを1回目の9月29日の大会で何か見せて頂けたらすごく…OGとしても“やっぱ全女のまだ現役の人は頑張ってるんだな”っていうのを見たいです! ホントに期待しています。お客さんもみんな温かい目で見る反面、それを期待してると思うのでホントに頑張ってほしいと思います」