Quantcast
Channel: 女子プロレスマガジン-Joshi Puroresu magazine-
Viewing all articles
Browse latest Browse all 11127

ジャガー「全女だったことの誇りを持って」/ジャガー横田&ブル中野会見

$
0
0


 6日(火)16時より水道橋・闘道館にてジャガー横田とブル中野さんが記者会見を開き、全日本女子プロレスの同窓会興行となる9・29新宿FACE大会の開催を発表した。


 ジャガー「9月29日、金曜日になるんですが『全女アゲイン・フォーエバー・スピリッツ』と題しまして全女出身の選手、そしてOGが集まっての一夜祭りみたいなものをやりたいと思いますので、その発表として今日集まって頂きました。今年引退する選手が豊田真奈美…彼女も全女で活躍し、いま現在も活躍してますが、何か私の中に自分の後輩、教え子が1人ずつポツポツと辞めていく中“全女出身ってあと何人いるんだろう?”ってふと考えた時にですね、まだ13~14人いると思うんですが、元・全女ってすごく少なくなるなって思ったら妙に寂しい気持ちになりまして…これはなんか1回、大会やりたいなと。全女出身者を集めて大会をやって、辞めたOGたちもとてもキャラクターもセンスもあった選手がいましたので。一緒になんかでいないかなっていうことを思った時に、ブルちゃんに1番最初に電話してですね(笑)。“こういう大会ができないかな?”って言ったら“いいですね”って。私が(現役の)選手を担当し、ブルちゃんはOG担当してオファーかけてくれるって話になったんですね。その後に日程を決めまして、今に至っています」


 ブル「1番はじめにジャガーさんから電話を頂きまして、この大先輩のジャガーさんから電話が来るってことは“なんかあるぞ”ってことですごいビビリながら電話を取ったんですけども、電話越しにジャガーさんが“ブルちゃん、全女の興行やろうと思ってんだけどさ。手伝ってくれる?”って言われたんで。“はい。何でもお手伝いします”っていうことで、そこから話が進んでいきまして。“ジャガーさん主催で私たちはみんな手伝えばいいんだな”と思ったのが、いきなり昨日流したFAXの中に“ジャガー横田&ブル中野”っていう文字がすごく大きく書いて頂いて、もしかして私に気を使ってこんなにやってくれたのかなと思ったんですけども(苦笑)。OGを担当するってことがその後に決まったんですけど、ジャガーさんがここまですごく熱を入れてやられてるのをわかったので、ホントにOGを代表してやっていこうと昨日から人数を集めたり、OGに何ができるかということをまだハッキリとは決まってないですけどジャガーさんのために…。先ほど“教え子たちがだんだん辞めていって悲しくなる”と言ったんですが、たぶんジャガーさんもだんだんお年を取られたんでね、悲しくなっちゃう年になったのかな? と思って…(笑)」

 ジャガー「アンタもあまり変わらないだろ、年が!」

 ブル「大先輩のジャガーさんの言うことを何でも聞いてお手伝いしようと思ってます。よろしくお願いします(笑)」


 ━━最初にブルさんに声をかけた理由は?
 ジャガー「OG代表としてどう考えるかな? と思って。OG参加っていうのもこの大会のメインでもありますので。選手とOGのイベントって一緒にやりますが、みんなが(全女の)元・選手として出る大会なので意見を聞こうかなと思いまして。ブルちゃんも“いいですね”って感じだったので…」

 ブル「ジャガーさんから電話をかけてこられて“よくないんじゃないですか?”って言える後輩、いないと思うんですよね(笑)」

 ジャガー「でもね、声を曇らすヤツはいるから(笑)」

 ブル「たくさんいるOGの中から自分にかけてくれたっていうのはホントに嬉しいし、ジャガーさんが全女って言葉を出してくれて、豊田さんの引退の発表もありましたし、だんだん少なくなっていく中で、1回ここでできるんだったらいいなと思いました。けっこうOGの方が出て試合とかやってるじゃないですか。そういう中で試合とかしてないOGの方でもみんな集まれて、全員昔の人たちで会える場所ができたとしたらたぶんファンの方も喜ぶだろうなと思ったんで賛同しました」

 ジャガー「それで最初に言っとくのはOG戦は一切ありません。やはりケガが付きものですから、ケガをしてしまっても今の生活があると思うので。それでも体が覚えてるから無理してしまうOGもいますので、それはいけないなと思ったので。今回OG戦というものは一切ありません。その代わり別のもので楽しんで頂くっていうのを考えています。選手はもちろん今やっているものをすべて出すという形を取ります。OGでもよく(ライオネス)飛鳥とは会うんですけども、飛鳥にこの話をしたらとても乗り気で“ぜひ”と言ってくださいましたので。あとマキ上田さんもですね、今けっこう交流あるんですよ。私の唯一の先輩ですけれども。まだ完全ではないので“出るかもしれない”という感じです。OGたちに会ってこういう話をすると“いいですね、楽しみですね”って言ってもらえるので、やはり元・全女としての気持ちっていうものがすごく感じられて。現役に聞いても、今はほかのところに所属している選手もいるしフリーの人間もいますけれども、“全女だった”っていうことの誇りを持ってるんだなってことをすごく感じ取れて。“この大会は必ず成功するな”っていうふうに思います」


 ━━現段階でメインイベントの構想などは?
 ジャガー「全然まだまだ、メンバーを決めてこの14人を…。全然思いついてないんですけど、たぶん私が“これどうだろう?”って言って、ほとんど断りにくい人ばかりなので…どうですかね? どんなカードがおもしろいんでしょう? みんなそれぞれ違うところで顔を出してますので、リングで当たらない人、組まない人っていうのがおもしろいのかなっていうのは思ってるんですが…相談しながら決めていきたいなと思ってます」


 ━━これ以外の出場選手は?
 ジャガー「ありえません。やっぱり『全女スピリッツ』なので、全女に絡んでない方は一切呼ばないということと、見に来るのも…ウワサによればチケットを買ってくるある選手も聞いています。それぐらいプレミア感があるようにしたいなと思うんですけれども…」


 ━━長与千種の参戦は?
 ジャガー「千種は今スケジュールがちょっと難しいっていうことで…まだ完全な返事はもらってないんですけれども、声はかけてます」


 ━━試合数について。
 ジャガー「14人なので3~4試合で、バトル(ロイヤル)を1つ入れるとかはしちゃうかもしれないですね。みんな年寄りなんでシングルは嫌がると思うんですけどね(苦笑)」
 ブル「10分もできないと思うんで、5~6分が1番いいところを見せられるんじゃないですかね(笑)」
 ジャガー「いやいや5~6分が1番疲れるんだよ。休めないから」
 ブル「じゃあ8分で」




 (ブルが来場決定のOGを発表。ジャンボ堀、大森ゆかり、クレーン・ユウ、ライオネス飛鳥、Tommy、影かほる、三田英津子、山田敏代、白鳥智香子、玉田凛映、府川唯未、チャパリータASARI、元気美佐恵/※敬称略)


 ジャガー「マキさんはもしかしたら…(確率は)五分ですね。お店をやってるので、その兼ね合いがあるので」
 ブル「OGの方に誘いの電話をした時にほとんどの人が1番はじめに言ったのが“試合をやらされるんですか?”みたいな(笑)。“誰もOGの試合に来たいしてる人はいないと思うんで、試合はしないよ”って言ったんですね。“それだったら何でも協力したいです”って。ジャガーさん主催ということですぐに返事をくれたのが今の(名前を挙げた)人たち。ほかの人は仕事だったりとかで(返事を)待ってる状態なんですけども。西脇充子とか工藤めぐみとか、昨日(電話を)かけたんで今日は返事は無理だということで。OGの方たちはトークショーだったり皆さん歌を出したりとかしてるので、昔の『夜のヒットスタジオ』みたいにワンフレーズずつ歌ってマイクを渡していくみたいのがあったじゃないですか。それのもうちょっと長い版をできればいいなとは思ってるんですけれども、今の現役の方と絡んで出してる歌がいっぱいあるので、あまりにも多すぎるとファンの方の投票で“聞きたい歌は?”みたいな感じで何曲かを選ばせて頂ければいいなと思って。人気ない人は歌えないみたいな…(笑)」
 ジャガー「それいいね!」
 ブル「全女の昔の引きずり落とし合いみたいなのを、OGの今でもやってみようかなというのはあるんですけど(笑)」
 ジャガー「いいねぇ! やっぱ全女だよね」
 ブル「たとえばジャガーさんのブログだったり、みんなが見てるところに場所を作れればいいと思うんですけど…ジャガーsなん、アメブロのアクセス上がっちゃいますよ(笑)」
 ジャガー「上がらなくていい。私、静かにしていたいの。炎上とかイヤだからさ、余分なこと言わないようにしてる」
 ブル「トークショーとかも予定してるんですが、どのOGが出てくれるかハッキリ決まった後に、その中でできることを考えていきたいと思います」
 ジャガー「でもリングに上がった姿が見たいですよね? OGの。でも試合はさせられない。衣装を着てこさせるとかも考えてます。ただ、まだOKが出ていませんので“そんなこともあったらいいな”って練ってます」


 ━━影かほるさん以外の、全女スタッフの参加について。
 ジャガー「リングアナウンサーで氏家(清春)くんは決まってますね。私が直接オファーしたので。でも、いっぱいいるんだよね? リングアナウンサー。(オッキー)沖田もそうか。スケジュールさえ合えばみんな協力してくれると思うんですけども…。全女出身のレフェリーでありリングアナウンサーをお願いすると思います。(ボブ矢沢さんは?)ボブが出てくるかはちょっとわからないですけど…松永ファミリーに声はかけてますので。“やるよ”ということは、あっちに通さないといけないので。影かほるが全女のファミリーなので。“いいねぇ”って喜んでましたし。“ボブにも言っとく”とは言ってたんで、私は直接しゃべってないんですけど。レフェリーとして来るかどうかは、わからないですけど…。亡くなった松永ファミリーがいっぱいいますけれども、あの世ですごく喜ぶと思います。リングアナウンサーの今井(良晴)ちゃんも亡くなられましたから、そういった追悼を込めて頑張れたらいいなと思ってます」


 ━━ミゼットプロレスについて。
 ジャガー「2人だけいるんだっけ?」
 ブル「浩(ブッタマン)と角掛(留造)さんですかね?」
 ジャガーさん「もう1人いるんだよね(プリティ太田)。見たことはあると思うんですけど…。あったら全女っぽいなって感じはするのでね。みんな体は小さいですけど年はいってますからね。やっぱりケガでもしたら困りますので。でも全女らしいなと思います、ミゼットプロレスを出せば…」
 ブル「試合しなくても来てくれるだけでも嬉しいですよね」
 ジャガー「連絡先知ってる? 考えたいと思います」
 ブル「角掛仁に関しては遠いんですよね(岩手県)。全女にいた時には“俺はブルの同期なんだからな!”って新人に威張り散らしてたんですよ。それなのに私の引退式に来なかったんですよね。浩だけは来てくれました。あいつはそういうヤツなんですよね(笑)」
 ジャガー「もうね、調子いいヤツだからね。遠いから経費かかるから、早めに歩いて来させればね」
 ブル「5日ぐらい前から」
 ジャガー「“もし出たかったら歩いておいで!”みたいなね」
 ブル「試合させるより危ないですね、そっちのほうが(笑)」
 ジャガー「まぁ懐かしいですよ。誰に会ってもあの当時の人は」

 ブル「みんな全女ですごい苦しい思いをしてて“恨みつらみがあるでしょ?”って今でも取材で聞かれるんですけど、全女は教祖がいない宗教みたいなもんだって言われたんですけど、ホントに楽しい思い出しかなくて。たぶん現役の人もみんなそうだし、OGの人たちもホントに全女にいたことを誇りに思ってるんですね。あの時よりもつらいことはないだろうと思って、何でも次の人生に行けるというか。それほどつらい思いをしたのに1つも恨みもないし、松永兄弟の方々にもさんざんホントにヒドイことされたんですけど…ごめんなさい上(天国)にいます。ホントに何も恨み言が1つもないんですね。感謝の気持ちばっかしで。ジャガーさんがこの興行を打ってくれたことで、また改めて全女がすごいっていうことを再確認してるし、みんなの絆っていうのを感じられたんで。すごいいい興行に絶対になるって思います。ホントにお金関係なしにやっていますから…チケット高いんですけど(苦笑)。みんなに楽しんでもらえる興行にしたいと思ってます」

 ジャガー「私は今年40年ということで、0歳が40歳になりますからホントに相当な長さなんですけど、考えてみるとですね、その時代ごとに思い出はあるんですが…。どうしても全女で1番育った…新人の頃から世界チャンピオンになるまでの道のりっていうのは、5年ぐらいの間に私は(WWWA)世界チャンピオンになりましたけれども、その道のりがとても険しくてですね。そのつらさであり、今から思うとあれがあったから今があると思いますので。やはり私の40年の間の、たかが9年間の思い出というか…それが1番私の脳裏に残ってるのかな? って、今つくづく思いますね」


Viewing all articles
Browse latest Browse all 11127

Trending Articles