最近は松本の事ばかり考えていますが、書きたい事ばかりで逆に書けないでいました。
3月のSEAdLINNNG後楽園での松本のマイクにもあったように、私は一度プロレスの世界から逃げました。
そこから紆余曲折あり、3年のブランクを持って再デビューさせていただいたのですが、当時は誰もが口を揃えて『逃げた奴に負けない』『お前が居なかった3年間、私はこれだけ頑張った』と。そればっかりでした。
そう言われる事は想定内でしたし、向こうは本音でしょうし、当たり前といえば当たり前なのですが。
唯一それを口にしなかったのが松本でした。
私はそこに松本の自信と、芯の強さを感じました。
芯の強さといえば。
松本浩代が昔からずっと言い続けている事があります。
それは、『女子プロレスの中心になる』と言う事。
『トップ』とか『エース』とか『チャンピオン』とか、いろいろあるんだけど、松本浩代は必ず『中心』を選びます。
そして今も着実に、確実に、そこに向かっている。
そういう誠実さが、私が松本浩代を好きな理由の一つかもしれません。
話を戻し、私が逃げた事を唯一口にしなかった松本浩代。
それが前回の後楽園ホール。
タッグマッチでの敗戦後、マイクでのやりとりの末に『お前は逃げた。私は逃げずに戦って来た。』と。」
次回この項最終回!!