18日(木)11時より都内・ニコプロスタジオにてシードリングが記者会見を開き、5・24後楽園大会に出場する各選手が意気込みを語った。
冒頭では6月10日に韓国で行なわれるMMAの大会『ROAD FC』に2度目の出場を果たす世志琥の相手が、2月に対戦したチュン・ソンユとのリマッチとなったことを発表。世志琥は「まさか、また同じ相手だとは思わなかったんですけども、やるからには…次はホントに秒殺で。こないだ2分ちょいぐらいだったんで、今回は10秒単位で決めたいと思います。で、韓国でウマイもん食って帰ってきます!」と自信満々。また、6月16日にTDCホールで行われる『ラウェイ in JAPAN』に出場する高橋奈七永は、「今回3回目の挑戦になるんですけれども、ブロニカ選手とやることになりました。自分的には前回、初めて挑戦した時に勝った相手に日本で勝てなかったっていう悔しさがあるので。ぶっ倒す姿を日本の皆さんに見せたいと思いますので、ぜひ注目して頂けたらと思います」と話した。
『SEAdLINNNG~fortissimo~』
◆5月24日(水)東京・後楽園ホール(19:00)
▼ハイスピードタッグマッチ~Highspeed competition!~・20分1本勝負
藤本つかさ&長崎まる子 vs つくし&桃野美桜
※レフェリー:南月たいよう
南月「今日、桃野選手は来れなかったんですけど、ハイスピードを自分のモノにすると意気込んでいるので、すごい楽しみなんですけど。今回、初『南月軍』として軍団抗争を開始しようと思いまして、ハイスピード対抗戦になります。南月軍vs藤本軍。頑張ろうね!」
つくし「はい、頑張ります!(笑)南月軍になってから初めての試合、美桜ちゃんと10代タッグということで若さを力にハイスピードしまくって、南月さんと美桜ちゃんと勝利したいと思ってます!」
藤本「ブリっ子…」
南月「なんなの、その恰好? 5月ですよね…?」
藤本「ハイスピードですよね、これ? ウチら別に速さだけがハイスピードだと思ってないんで。冬仕様ですよ。だからクリスマスなんですけど」
まる子「(南月&つくしに)遅れてますよ」
藤本「(まる子を指して)これは真っ赤なお鼻のトナカイじゃないから。真っ赤なお鼻の…イノシシ! ウチらは『イノシシーズ』なんですよ」
つくし「意味わかんない…」
南月「クリスマス終わってるんですけど…(苦笑)」
藤本「違います。2017年のクリスマスはまだ終わってません。すべてがハイスピードなんです。最先端のハイスピードを取り込んでます」
南月「それを試合でどう表現…」
藤本「気持ちの問題です」
まる子「すでに気持ちで勝っているので。試合が決まった時点でハイスピードなので、その気持ちの勢いで…」
南月「(話をさえぎって)猛スピードじゃないんですか?」
まる子「猛スピードです。猛スピードの世界に引き込んで勝とうと思います」
藤本「あとですね、南月軍ってつくしは言ってますけど、私は1番つくしのことをよくわかっている。ウソですからね。こうやって言ってるだけでホントは藤本軍ですから。アイスリボンの団結力をお見せしますよ。すぐ裏切りますよ。コロッと」
つくし「(南月に)つっかさんの言うこと信じないほうがいいですよ」
南月「こんなに可愛らしい笑顔の子が、そんな腹黒いわけないじゃん! つっかだってこないだ自分のお誕生日パーティーしてくれたじゃん、サプライズで。ホントは南月軍に入りたいでしょ?」
藤本「なわけないでしょ! 藤本軍入りたいんですか?」
南月「素直じゃないなぁ、もう…。この(つくしの)素直さを見習って!」
つくし「はい」
藤本「私はなんでも見えるの。ホントになんでも見えるんですよ。腹黒い心! 5月24日、だまされてヘコまないように気をつけてください。南月軍、消滅の日です!」
つくし「消滅しないんで大丈夫ですよ、南月さん♪」
南月「まる子はどっち?」
まる子「自分はアイスリボンで藤本さんの隣で…イノシシーズの絆は深いですよ」
藤本「いのしし年ですから」
奈七永「ひと回り違うということですか?」
藤本「(ムッとして)それは言わないでください!」
▼~GENESIS~・20分1本勝負
Sareee&柊くるみ vs 彩羽匠&門倉凛
Sareee「彩羽選手とはちょうど1年前にシードリングでタッグで対戦していて、1年間1度も対戦してないですし試合を見てもないんですけど、この1年間でお互い成長してると思うので。すごく熱い刺激的な闘いができるんではないかなと思っています。その上で自分が差を見せつけて勝ちにいきたいと思います。それと自分の目標は女子プロレスの頂点に立つことなんですけど、その前に今の女子プロレスの未来のためにも、もっともっと若い選手が盛り上がっていかなければいけないと思ってるので。その先頭に立っていたいので、引っ張っていこうと思います」
━━くるみと門倉については?
Sareee「門倉選手はWAVEのリーグ戦で試合をして15分ドローってことで、すごい粘り強いなっていう印象です。くるみ選手はすごいパワーがある選手だなと思うんですけど、タッグを組むので自分が引っ張っていこうと思います」
━━連係攻撃などは?
Sareee「考えてません」
▼~PASSION TRIGGER~・30分1本勝負
高橋奈七永&宮崎有妃 vs アジャ・コング&AKINO
奈七永「強い選手と闘いたいなというのが自分の中でありましてですね、自分の中でロックオンしてる選手はアジャ・コング選手なんですけれども。今回シードリング初参戦してくださるAKINO選手がいて、私の隣には宮崎選手がいて、見る人によっては“今さらアジャ・コング?”って思う人もいるかもしれないし、“やっぱりアジャ・コング”って思う人もいるかもしれないし。そういう微妙な世代というか、みんなピークを過ぎてるのか、まだ来てないのか、もうとっくに過ぎているのか…? 私も含めてそういうふうに思われる世代なんじゃないかなっていうふうに思ってまして。培ってきたもの、積み重ねてきたものっていうのは、本気になって目をひんむいた時にどうなるかわからない、底力っていうものが必ずあると思っていて。私自身はまだまだピークが来てないと、もうずっと登り続けてると思ってます。なので、この試合でみんな心の中に火があると思うんですけど、その火をボッ!と燃やしてどうなるかっていうのを自分の力で試してみたいなっていうのがあります。シードリングの大会としては私が4試合目より前に来るっていうのがなかったので、試合が終わった時にどうなるのかな? お客さんの感想がどうなるのかな? っていうのも楽しみでもあるしワクワクもするし、ちょっと心配みたいな部分もあるんですけれども…。私よりあとに出る選手が必ずお客様を満足させて帰ってもらえるような大会にしてくれると思うので。自分は自分で、この試合で熱く燃えていきたいと思います」
━━アジャとは久々の対戦になるが、自分が進化したと思える部分は?
奈七永「今さらこんなこと言う必要もホントはないんですけど、全女に入った時にド新人だった時のスターがアジャ・コング選手で。なんか本当にすごい差があったので、怖さっていうのがまだまだあるのが正直なところなんですけど…私も20年やってきてそんなこと言ってられませんし、リングに上がったらそういう気持ちは全部なくなるので。スタミナだったり1発1発の重さだったりとか、そういうことではアジャ選手には負けないと思います」
━━AKINOについて。
奈七永「正直、最近どのような活躍をしてるのかもわからないぐらい自分の中でも印象はないんですけど、同世代ということで。今大会はいろんな世代が集まって、それぞれの意地とかそういうものが生まれればいいなと思って、こういうカードを組んだので。AKINO選手もそういった大会の中で、どんな意地を見せてくれるのかな? っていうのがあります。宮崎選手は以前パッション・レッドというユニットで組んでもらったりしてたので。“一生青春”、熱いところをお見せしたいと思います」