鍵野威史アナウンサーによる全試合の場内実況に、選手たちが各試合ごとにゲスト解説を務めるという試みがなされた3連戦2日目。第1試合はセンダイガールズでも敗れているアレックス・リーへのリベンジを狙う藤ヶ崎矢子だがハントならず。めまぐるしく入れ替わる攻防で魅せた3WAYマッチは、コマンドボリショイと藪下めぐみを2人まとめて丸め込んだ小波がボリショイから大金星。勝愛実は希月あおいを相手に力強いファイトで押しまくるも、ジャーマンからの旋回式ボディープレスに敗れた。
休憩時間には5月13日のボディビルコンテスト出場が決まっている矢子の公開計量。4月13日から糖質制限を始めており、75.8kgから71.4kgという4kgのウエイトダウンに成功していることを証明した。「誘惑に負けそうになりながらも頑張ってます」と話す矢子に、ボリショイは「今までの食生活がひどかっただけ。結果はどうあれ過程が大事。必ず結果はついてくるから」と釘を刺しながらも、ここまでの努力を高評価。矢子は「まぁリバウンドさえしなきゃいい話なんで、そのまま維持すれば」と涼しい顔を見せる。
セミファイナルは4・16王子大会で好評だったラウンドマッチが再登場。今回はLeonと小林香萌が3ラウンドを闘い抜いた結果、奪ったフォールカウントが3つ上回った小林が勝者となった。「やっとLeonに勝ったぞーっ!!」ガッツポーズでと喜びを爆発させた小林は「明日は絶対3カウントでオマエに勝ってやるから、待ってろよ!」と言い放つ。メインイベントは優勝チームの夢が叶えられる三つ巴戦で『真華不思議』中森華子&真琴と、『WANTED’14』KAZUKI&ライディーン鋼が激突。鎮魂歌(レクイエム)ドライバーでKAZUKIを破った中森が「WANTED、残念だったな。オマエらの夢ってなんだったんだよ?」と問うと、2敗で脱落が決まったKAZUKIは「私らはな、ずっとタッグのベルト狙ってんだよ! 明日どっちか勝ったほう、必ずベルト獲れよ! そしたら次、挑戦してやるからな!」と叫ぶ。最後を締めようとする中森&真琴の前に立ちはだかった勝は、「私と中野たむのタッグにだって夢はあるんだよ。バイオレットタッグが夢叶えてやるから覚悟しとけよ!」と翌日の決戦に向けて火花を散らした。
『ドリーム女子プロレス・GW板橋3DAYS祭り』
◆5月4日(木・祝)東京・板橋グリーンホール(17:00)
観衆108人
▼ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い・30分1本勝負
アレックス・リー(7分52秒/ネックハンギングボム→エビ固め)藤ヶ崎矢子
▼カレイド・スコープ3WAYマッチ・20分1本勝負
小波(8分53秒/横入り式エビ固め)コマンドボリショイ
※もう1人は藪下めぐみ。
▼Flowery Womanシングルマッチ・20分1本勝負
希月あおい(9分43秒/旋回式ダイビング・ボディープレス→片エビ固め)勝愛実
▼プロレスラウンドマッチ・3分3ラウンド
小林香萌(時間切れ/判定23-20)Leon
※時間切れとなった場合は相手から取ったフォールカウントの数で勝敗が決まる特別ルール。
▼3team battle★Make a dream come true・20分1本勝負
○中森華子&真琴(14分24秒/鎮魂歌ドライバー→エビ固め)●KAZUKI&ライディーン鋼