2連戦2日目の川崎大会。第1試合では体格差で藤ヶ崎矢子を圧倒したキャットパワーが、豪快なラリアットからテキサス・クローバーホールドでギブアップ勝ち。ラビット美兎はJWP初参戦となるブリバト・MIZUKIとのウサギタッグでスト魂と対戦。美兎が走り込んでのエルボーアタックからジャーマンにつないで田中盟子を仕留めてみせた。Leonとのシングル戦に臨んだ花月は試合前にマイクを持つと「4月3日の後楽園に向けてコンディションはどうですか!? 藤本とハイスピードとか2カウントとかやるじゃないですか。スピードといえば私も絶対負けてないと思うんですよね!」と2フォールカウントマッチを要求。Leonもこれに応じたため、急きょルールが変更して行なわれた。闘う両者もヒヤヒヤしながらカウント1でキックアウトする中、丸め込みの応酬を制したLeonが2カウントを奪取した。セミファイナルではユニット始動を控えるコマンドボリショイ&中森華子が、KAZUKI&藪下めぐみの同期タッグに快勝。マイクを持った中森は「昨日今日と私たち『木村軍(仮)』勝利しました! チームの名前を募集していますが、31日のミュージックジャムで発表したいと思いますので、4月3日も応援よろしくお願いします!」と笑顔でアピール。
メインイベントは中島安里紗とライディーン鋼の一騎打ち。前日の浅草大会で鋼のアピールによりメインで行なわれることになった一戦は、気迫とパワーを全開にして中島に食らいついていく鋼に会場もヒートアップ。久々にムーンサルトプレスを決めた鋼だが3カウントには届かず、最後は中島のドラゴン・スープレックスが火を吹いた。マイクを持った鋼は中島に対し「おととし、ここで言ったこと覚えてるか…?“私の無差別のベルトに挑戦してこい”って言ったんだよ。なんで持ってねぇんだよ?」。中島は「調子乗ってんのかよ? わかったよ。4月3日、私が無差別獲ってオマエを指名してやるよ。それまでしっかり、もっともっと調子に乗っとけよ!」と余裕の笑顔で退場。鋼は「負けたけど…あいつら(ベストフレンズ)の持つタッグのベルト、WANTEDが必ず獲ります」と会場のファンに約束した。
『Road to 4.3KOURAKUEN2』
◆3月21日(月・祝)神奈川・ラゾーナ川崎プラザソル(17:30)
観衆94人
▼20分1本勝負
キャットパワー(9分15秒/テキサス・クローバーホールド)藤ヶ崎矢子
▼20分1本勝負
○ラビット美兎&MIZUKI(11分7秒/ジャーマン・スープレックス・ホールド)Sareee&●田中盟子
▼スペシャルシングルマッチ~2フォールカウントルール・30分1本勝負
Leon(10分32秒/クラッチ・デ・ガオー)花月
▼スペシャルタッグマッチ・30分1本勝負
○コマンドボリショイ&中森華子(19分42秒/掌底→片エビ固め)●KAZUKI&藪下めぐみ
▼中島安里紗vsWANTED'14・2 20分1本勝負
中島安里紗(14分45秒/ドラゴン・スープレックス・ホールド)ライディーン鋼