藤ヶ崎矢子の裏切りによる敗戦のため、解散することになった志田光率いる尻神教の最後の大会。第3試合では尻神教のメンバー6人が3対3での決着戦に臨み、凶器の使用OKのルールで大乱戦に。アイアンフィンガーは超特大の物まで繰り出されエジキとなった選手が次々とダウンする中、最後は“教祖”志田が“第一信者”矢子の成敗に成功。試合後はリング上で卒業式が行なわれ、卒業証書を手渡された6人が清々しい表情を見せた。セミファイナルは朱里と我闘雲舞の「ことり」が初対決。バリエーション豊かな「ことり」の丸め込みの数々にヒヤリとさせられる場面はありながらも、朱里がバズソーキックを叩き込んで完勝する。
メインイベントではこの日2試合目となる志田がNOAHの丸藤正道と一騎打ち。クリーンな握手からロックアップで始まると、コーナーに追い詰めた丸藤の強烈な逆水平チョップに早くも志田が悶絶。立ち上がった志田はエルボーを連打するとバックの取り合いに。しかし、向かい合わせに密着した状態から放たれた丸藤のヒザ蹴りが志田のアゴにヒット。あおむけに倒れこんだ志田を見たTommyレフェリーは、ダウンカウントを数えずに即座に試合をストップすると、志田のセコンドに付いていたMAKAIの男子選手たちにすぐに控室へ運ぶよう指示を出す。静まり返る場内を見かねた救世忍者乱丸と朱里がリングに上がり締めのかけ声。ほどなくして意識を取り戻した志田はバックステージで悔し涙を流した。
『第五回 尻神教シンポジウム~尻神教解散興行~』
◆4月26日(水)東京・新木場1st RING(19:00)
観衆252人
▼15分1本勝負
安納サオリ(6分54秒/ポテロング)救世忍者乱丸
▼バトル尻ロイヤル・時間無制限
アーサ米夏(14分49秒/オーバー・ザ・トップロープ)希月あおい
※1分経過ごとに選手が入場。オーバー・ザ・トップロープルールおよび、曲が流れている最中はヒップアタックのみ有効な攻撃となる特別ルール。退場順…日向小陽、沙紀、米山香織、結奈、希月。
▼尻神教ラストマッチ・30分1本勝負
○志田光&豊田真奈美&大鷲透(13分36秒/魂のスリーカウント→片エビ固め)●藤ヶ崎矢子&葛西純&がばいじいちゃん
※タッチをしなくても試合権利が認められ、凶器の使用も認められる特別ルール。
▼20分1本勝負
朱里(12分15秒/バズソーキック→片エビ固め)「ことり」
▼60分1本勝負
丸藤正道(1分48秒/ヒザ蹴りによる失神→レフェリーストップ)志田光
★丸藤のコメント
━━残念な試合結果になってしまったが。
「なんで残念なんだよ。別にリングに上がったら関係ないからよ、男子も女子も。1日2試合やってる中で、あとに俺を選んでっていうのはそれなりの覚悟があったと思って俺はやらせてもらったし…。みんなはもっと志田光が頑張るところを見たかったのか? 頑張るところが見たいならアイツが頑張ればいいんだよ。今日はこんなもんだろ。なんもないよ」
★志田のコメント
志田「皆さんにご心配をおかけしてると思うので…大丈夫です」
AKIRA「脳しんとう起こしてるから…今日は善戦したよ。しょうがないよ」
志田「…もう1回やらせてください(涙)。自分の興行で…こんな姿を見せて、皆さんにご心配をおかけしてホントに不甲斐ないです。もう1回…もう1回やらせてください。もう1回ひきずり出します…絶対もう1回やる!」