川崎競馬場で開催されたディアナの旗揚げ６周年大会。朝から降っていた雨も開始時にはほとんど止み、全５試合が行なわれた。メインイベントでは井上京子とジャガー横田が、ディアナ代表の座が懸けられたエニウェアフォールによるデスマッチで決着戦。ジャガーは有刺鉄線を巻き付けたスティｌック、京子は有刺鉄線を張り巡らせたテーブルを持参して登場。序盤からクライシスの集団攻撃に苦しめられた京子だが消火器を噴射して撃退すると、中盤は激しい場外戦に。コーナーに設置されたテーブルの上からジャガーが雪崩式のフランケンシュタイナーで叩き落とすと、すかさず切り返して丸め込んだ京子が３カウントを奪ってみせた。
マイクを持ったジャガーは「京子！ これで勝ったと思うな！ 悪いけど私はまだ死なないよ」と捨てゼリフ。京子は「この６周年大会までホントにいろんなことがあって…会場取れたのが１ヶ月前、そしてホントにみんなの協力があってここでできたと思います。人数は減ってしまいましたが、自分のプロレスが間違ってると思いません。これからもっともっと強くなって世界一目指して、そしてもう１度自分のやりたかったプロレスはなんだったのか見つめ直して。これからもディアナ、応援してください！ ホントに今日はどうもありがとう!!」と締めた。
『ワールド女子プロレス・ディアナ ６周年記念大会』
◆４月９日（日）神奈川・川崎競馬場（１８：３０）
観衆未発表
▼オープニングマッチ・２０分１本勝負
小林香萌（７分３５秒／カホクラッチ）万喜なつみ
▼本隊 VS CRYSIS・３０分１本勝負
ビックバン・ニコル（９分１２秒／ネックハンギングボム→エビ固め）藪下めぐみ
▼Estrellas VS CRYSIS・４５分１本勝負
○下田美馬＆吉田万里子（１８分５５秒／ラ・マヒストラル）●永島千佳世＆ＫＡＺＵＫＩ
▼６周年記念スペシャルタッグマッチ・６０分１本勝負
○アジャ・コング＆豊田真奈美（１３分７秒／垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め）伊藤薫＆●青野敬子
▼ディアナ代表権利をかけて！完全決着!?・時間無制限１本勝負
井上京子（２０分４６秒／巻き込み式片エビ固め）ジャガー横田
※勝敗は３カウントかダウンカウントのみ、ギブアップなし、凶器持ち込み自由、エニウェアフォールの特別ルール。京子がディアナの代表となる。
★井上京子のコメント
「ありがとうございました。勝てました！…勝ててホントに良かったっていう、それだけです。勝てたのも嬉しいんですけど６周年を迎えられて感無量です。でも止まってられないので。人は減ってしまったけどホントに“自分のやりたいプロレスはなんなのかな？”っていうのをもう１度、新生・ディアナっていう気持ちで７年目突入していきたいなと思ってます。今日は応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。これからも期待してください。頑張ります！」
━━今後に向けて考えていることは？
「沙里（Ｓａｒｅｅｅ）も抜けてしまってね…これはホント避けて通れないことなんで。やっぱりこのディアナを立ち上げた時って“どんな気持ちだったんだろう？”ってもう１度再確認して…いとちゃん（伊藤）とも話してホントに強いレスラーを作りたいというか。“誰が１番強いんだ？”っていうところでプロレスラーになった、その気持ちが一緒なので。道場があるんでそこで練習して、ナンバーワンになっていきたいし、そういう人たちをどんどん作っていきたいし、そういう人たちと争って自分も強くなっていきたいっていうのがあるので。原点に戻ります」
━━勝利して会社の代表となったが。
「クライシスに押されっぱなしですけども、ジャガーさんが言った通りのルールを飲んで勝てたので。“これで勝ったと思うなよ？”って“いやいや勝ちだろ”って思うんで。佐藤（綾子）も戻って来たし新生ディアナ、頑張っていきたいですね」
▼川崎警察署と京子が振り込め詐欺防止を呼びかけ。
