ついに迎えた旗揚げ25周年、そして最後の後楽園ホール大会。第1試合ではジュニア2冠王者・藤ヶ崎矢子が安納サオリの腰に攻撃を集中すると、変形のリバースゴリースペシャルでギブアップ勝ち。貫録の防衛で最後のJWPジュニア王者となる。OG4名と現役2名による6人タッグマッチは入場時から大きな歓声に包まれる中、福岡と宮崎によるムーンサルトプレスの連弾であっという間の7分間が終了。6人がリングに残る状態からスタートしたバトルロイヤルは時間差でさまざまな選手たちが登場。ビジュアルハンターと化して現れた矢子を押さえ込んだ米山香織が優勝を飾っている。
尾崎魔弓を迎え撃った勝愛実はセコンドのポリスに手を焼かされる中で奮戦。ピンチの際にはラビット美兎がカットに入り会場を沸かせるが、最後は尾崎がJWP時代のフィニッシュ技、テキーラサンライズで快勝。2冠タッグ選手権試合はコマンドボリショイ&LeonがKAZUKI&ライディーン鋼の挑戦を退け、2度目の防衛に成功する。メインイベントは無差別級王者・中森華子が、JWP出身で過去2度に渡って無差別のベルトを腰に巻いた倉垣翼と一騎打ち。倉垣のファルコンアローを受けた中森が体勢を入れ替えて強引に押さえ込み、3カウントを奪取。倉垣からのシングル初勝利をあげるとともに、最後の王者として有終の美を飾った。
メインイベント終了後、かつてのJWP代表でありリングアナだった“ヤマモ”こと山本雅俊が選手たちを1人ずつリングに呼び込み、新旧の所属選手たちが大集結。最後にJWP認定王座を持つチャンピオンがリング中央のロゴの上にベルトを置くと、ボリショイがジャージを脱いで同じくリング中央へと置き、25周年の長きに渡る歴史にピリオドを打った。
『JWP 25th anniversary』
◆4月2日(日)東京・後楽園ホール
観衆1180人(満員)
▼JWP認定ジュニア&POP選手権試合・30分1本勝負
藤ヶ崎矢子(7分50秒/変形リバース・ゴリースペシャル)安納サオリ
※第31代JWP認定ジュニア&第21代POP王者が2度目の防衛に成功。
▼JWP25周年記念OG×現役ミックスドバウト・エキシビションマッチ7分間
福岡晶&日向あずみ&宮崎有妃(0-0)春山香代子&阿部幸江&米山香織
▼JWP25周年記念スペシャルバトルロイヤル・時間無制限
米山香織(23分1秒/エビ固め)ビジュアルハンター矢子
※退場順…福岡晶、さくらえみ、万喜なつみ、木村花、真琴、日向あずみ、青野敬子、阿部幸江、希月あおい、ジャガー横田、堀田祐美子、KAORU、DASH・チサコ、春山香代子、宮崎有妃、コマンドひーショイ、矢子。
※選手たちは時間差で入場、オーバー・ザ・トップロープは失格。
▼The same blood battle スペシャルシングルマッチ・30分1本勝負
尾崎魔弓(14分42秒/テキーラ・サンライズ)勝愛実
▼JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合・30分1本勝負
○コマンドボリショイ&Leon(12分40秒/マリコ・スパイク→片エビ固め)●KAZUKI&ライディーン鋼
※第49代JWP認定タッグ&第22代デイリースポーツ認定女子タッグ王者組が2度目の防衛に成功。
▼JWP認定無差別級選手権試合・30分1本勝負
中森華子(17分4秒/ファルコンアローを切り返す→エビ固め)倉垣翼
※第30代王者が3度目の防衛に成功。