JWPとして最後の板橋大会。第1試合では藤ヶ崎矢子が3・8浅草大会で対戦要求してきた高瀬みゆきを圧倒。ギブアップを奪って返り討ちにすると、「この調子で4月2日後楽園でビギニングのエース・安納サオリを倒します!」と高らかに宣言する。長崎まる子と2度目のシングル戦に臨んだLeonはマッド・スプラッシュで快勝し、笑顔でまる子の健闘を称えた。ボリショイキッドはJWP出身の宮崎有妃とレア度の高いシングル対決。重量感のあるムーンサルトプレスでピンチに陥るが、カウント2でクリアするとライムライトで丸め込んだ。セミファイナルではタッグ結成の機会が多くなっている勝愛実と中野たむに、真琴が加わってのバイレットトリオが実現。WANTED’14に倉垣翼が加わるスペシャルトリオと激突し、倉垣と鋼のサンドイッチラリアットから、倉垣のラリアットで勝にとどめを刺した。
メインイベントでは中森華子がJWP所属6選手を相手に6人掛けに挑戦。目標に掲げていた全勝は果たせなかったものの、2勝4分けの負けなしで闘い抜き、無差別級王者としての実力を証明する形に。マイクを持った中森は「6人闘い抜きました! 4月2日は絶対あの倉垣翼をぶっ倒して私が最後のチャンピオンになってやります! 今のJWPの闘いを最後まで見届けてください」と元気よく締めくくった。
『FLY high in the 25th anniversary』
◆3月20日(月・祝)東京・板橋グリーンホール(13:00)
観衆108人
▼ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い・20分1本勝負
藤ヶ崎矢子(9分44秒/変形リバース・ゴリースペシャル)高瀬みゆき
▼20分1本勝負
Leon(9分41秒/マッド・スプラッシュ→片エビ固め)長崎まる子
▼スペシャルシングルマッチ・20分1本勝負
ボリショイキッド(9分13秒/ライムライト)宮崎有妃
▼スペシャル6人タッグマッチ・30分1本勝負
KAZUKI&ライディーン鋼&○倉垣翼(19分24秒/ラリアット→片エビ固め)●勝愛実&中野たむ&真琴
▼中森華子6人掛け~Road to Final Defending Chanpion・各5分1本勝負
中森華子 vs コマンドボリショイ、KAZUKI、Leon、勝愛実、ライディーン鋼、藤ヶ崎矢子
[1]中森(時間切れ引き分け)Leon
[2]中森(時間切れ引き分け)KAZUKI
[3]中森(時間切れ引き分け)ボリショイ
[4]中森(2分1秒/フィッシャーマンバスター→片エビ固め)矢子
[5]中森(時間切れ引き分け)勝
[6]中森(3分34秒/バズソーキック→片エビ固め)鋼
※中森の2勝0敗4分け。
★中森華子のコメント
「自分でやるって決めて実現した6人掛けだったんですけれども、想像を絶しました(苦笑)。“短い5分間で全員に勝つ”っていうふうに意気込んできたんですけど…決めれなかったのは悔しいけど負けなかったので。今日は“闘い抜いた”っていう感じです。今までシングルで最高でもたぶん22分ぐらいしかやったことがなくて、JWPとしての大会が残り2回で全員とシングルして自信にもなったし、ホントにやって良かったと思ってます」
━━JWPとして残り2週間となるが。
「最後のチャンピオンになるというのが私のやるべきことだし、ピュアハート・ピュアレスリング…私が大好きなプロレスを皆さんに見てもらいたいっていうのが大きくて。新団体も旗揚げするし、やっぱり今のままなんとなくやっていくのはもうダメなので。私個人としてもそうだし、チャンピオンとして今いるメンバーをまとめて、もっともっと大きくしていかなきゃっていう責任感がすごく強くて。強くいなきゃいけないっていう気持ちで今やってます」
━━倉垣から防衛する自信は?
「もちろん。防衛しかないと思っています。今日チラッと私の試合を見ていたと思うんですけれども、どう感じたかわかんないけど、リングで会えるのを私は楽しみにしています」