★メインイベント後のマイク
米山「やっぱりJWPと名乗るのが4月2日が最後で、ベルトもなくなるっていうのを聞いて…いてもたってもいられなくて今日来ちゃったんですけど…。たまたま何日か前に部屋を掃除してたら私が無差別のベルトを巻いてた時の写真が出てきたんですよ。私も思い入れのあるベルトで、世界一のベルトだと思ってます!(会場から拍手)4月2日、私はこのベルトを巻いてチャンピオンとしてリングに上がりたい」
中森「今さら何言ってんだよ! 私は米山さんがJWPからいなくなってすごい寂しかったし辛かったし…(涙)。どうして一緒にプロレスをできないんだろう? ってずっと思ってて…だけど今のJWPを背負って、中心となって立っているのは中森華子なんだよ! その写真だって何年前だよ!? もう時は流れてんの! 時計の針は戻すことはできない。でも、4月2日の後楽園まで誰とも防衛戦を行なわないままにはいかないと思っています」
米山「別にさぁ…昔話をしてるわけじゃないんだよ。JWPの無差別級のベルトは最高のベルトなんだよ。この世界で1番のベルトなんだよ! 私はそのベルトがもう1回巻きたいんだよ! 中森華子のようにJWPを守ったり背負ったりして闘うことはできないけど…このベルトに対する気持ちはオマエにも負けない!」
中森「じゃあ証明してやるよ! このベルトが本当に世界一だということを! 私が防衛して、4月2日の後楽園大会は私がJWPの無差別チャンピオンとしてリングに上がる」
★コマンドボリショイ
「試合はいろいろ必死でした。今度、仙台と対抗戦が決まっているのでチサコの意識もまた違うし、久々に当たる倉垣翼はやっぱりすごいパワーで…最後思い残すことなく全力で闘うことができました」
━━独立発表後、初めての大会だったが観客や周囲の反応などは?
「皆さんにすごく心配かけてしまって申し訳ないという気持ちが大きくて…ずっとJWPが存在して活動してほしいっていうみんなの気持ちと、自分たちの続けたいという気持ちが同じなので。残念な気持ちや悔しい気持ちは、それは仕方ないとして。それよりももっと大きな夢を私は見せていかなければいけないので…そういう気持ちで今日は会場に入りました」
━━中森が無差別のベルトを巻いたことで全力バタンキューは役割を終えた?
「いや、私の心情としては“木村響子の引退ロードを共に駆け抜ける仲間”という。木村はずっとフリーで闘ってきて、それでもJWPに上がってくれて。今までいろんな私のお願いも聞いてくれて、いつもくっついてきてくれたんだけども“最後は私が木村についていくよ”っていう感じで、“木村の好きなこと、なんかあったらなんでも言ってみて”って言ったら全力バタンキューができちゃったんですね。私はそれこそ桃太郎の後ろにくっついてるお猿さんみたいな感じで一生懸命サポートしてきたつもりなんですけども、やっぱり主役の木村が去ることで…。木村は自分のこと主役だと思ってないし“中島安里紗をぶっつぶせ”とか言って中森にエールを贈ったり。全力バタンキューの中でもプロレスラーとしての意地の張り方とかプライドの持ち方とか、そういったものを教えてくれたんじゃないかなと…私にとって後輩だけれども木村の姿勢に見習うことはたくさんあったし。そういう面ではいいチームだったんじゃないかなと思います」
★中森華子
「ひと区切りですけど私がこれからも全力で闘っていくことには変わりないし、得たものもすごいあるし。ベルトも巻いたし…ちょっと寂しい気もするけど、私は私で全力バタンキューでやってきたことをこれから生かしてやっていきたいなと思います」
━━得たものは何が大きかった?
「たとえばタッグのベルトとか形になるものも残せたし“全力で闘う”っていうのはデビューした時からずっと思ってきたけど、それがどんなに素晴らしいことか、カッコイイことかっていうのを再確認できたっていうのが私の中では1番だと思ってます」
━━米山の無差別挑戦について。
「正直、米山さんがJWPからいなくなって、私も一緒に辞めようって思うぐらい…やっぱり好きな先輩だったし、すごい寂しくてホント辛かったし。でも、ちょっと離れてから全力バタンキューで活動して、JWPで米山さんができなかったことを私はできたと思っていたので。これからJWPの名前を使えなくなるって発表しなかったら、もしかしたら米山さんが挑戦するとか、なかったのかもしれないと思うと“なんで今さら”っていう気持ちもあるし…。だけど米山さんが言うようにやっぱりJWPの無差別のベルトは世界一のベルトだと思ってるし、それを巻いてるのが今、中森華子であり、JWPの顔として中心としてやってるのは私だから。それを米山さんにも見に来てくれてるお客さんにも、誰が今1番JWPを守っているかっていうのを証明して、4月2日の後楽園大会は無差別のベルトを私が巻いて入場して、そこでも防衛。それがJWPで私が最後にやることだと思っているので」