1日(水)13時より川崎・サンドリヨンにてディアナが記者会見を開き、Sareeeの退団とシードリングへの移籍が発表された。ディアナ所属としてのラストマッチは2・26後楽園で、翌27日よりシードリングの所属選手となる。
Sareee「本日はお忙しいところお越し頂き、本当にありがとうございます。私、Sareeeは2月26日のディアナ後楽園ホール大会を最後に退団させて頂くことになりました。2月26日が自分がディアナ所属として試合をする最後の日となります。今までこの6年間、自分を育ててきてくださった先輩方には本当に感謝しております。そしてデビューからずっと応援してきてくださった皆さんには突然のご報告となってしまったのですが、今後もプロレスを一生懸命頑張っていきますのでよろしくお願いします」
★ディアナ・渡部潤代表のコメント
「本日は急用が入りこの場に出席できないことをマスコミの皆様、そしてSareee選手へ心よりお詫び致します。昨年末よりSareee選手とプロレス活動に関し、現状そしてSareee選手の将来の目標などを話し合ってきました。その結果、ディアナの次回2月26日後楽園ホール大会をSareee選手のディアナ所属最後の試合とすることを、ディアナ運営事務局として正式に承諾し本日の発表となりました。Sareee選手は2月26日をもちディアナを退団しますが、今後もディアナはプロレス興行を継続していきますし、退団後もSareee選手のさらなる活躍を望んでいます」(書面にて)
(コメントが読み上げられて)
Sareee「こういう温かい言葉を頂けて、すごく感謝してます。そして2月26日、ディアナ後楽園ホールが終わって、翌日の27日からシードリング所属のSareeeとして活動することになりました」
(高橋奈七永と南月たいようが着席)
奈七永「まずはこのような場所に同席させて頂けることに感謝いたします。Sareee選手がシードリングに移籍という形にんりましたが、より女子プロレスで大きな存在になっていくことが井上京子選手に対する恩返しにもなると思いますので、そのようになるようにシードリングとしても精一杯努力していきたい気持ちでいます。シードリングでは今、プロレスのリング以外でもさまざまなチャレンジを行なっているところなんですけれども、Sareee選手の入団はそのチャンレンジにも大きなプラスになると思っています。先日、中島安里紗もシードリング所属になりまして、今回Sareee選手入団という流れになりましたことはシードリング代表としては大きな責任を感じておりますが、今後より一層、女子プロレス界の力になれるように。そして応援してくださるお客様皆さんに楽しんで頂ける、ワクワクして頂けるリングをさらに作っていけるように選手一同、努力してまいりますので、今後ともよろしくお願いします!」
南月「Sareee選手とは私は現役を引退する前から浜口ジムとかでね、一緒に練習する機会とかがありまして。ずーっと縁があって、シードリングになってからもハイスピードに出て頂いたり、一緒にミャンマーやスリランカに遠征に行ったりなど関わらせて頂きまして…そして今こうしてシードリングで一緒にやりたいという思いを伝えて頂いたことはすごく嬉しく思いますし、私もコーチとしてこれからSareee選手の潜在能力をもっともっと出していけるよう努力してまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します」
━━退団という考えはいつごろから?
Sareee「考えたのは昨年末からになります。これからどんどん、もっともっと自分を変えたいなって思ったのが1番のきっかけです」
━━シードリングを選んだ理由は?
Sareee「自分はディアナで教わった通り、本物の闘い、本気の闘いをやりたいと思った時に…シードリングというリングは合ってると思いました」
━━シードリングで新たにチャレンジしたいことは?
Sareee「いろんなことにチャレンジしていきたいです」
奈七永「私がラウェイやSEI☆ZA(※ともに格闘技戦)に出たりとか、世志琥も今度格闘技戦に出るといったチャレンジはしていますが…それだけがチャレンジではないと思いますけど、もしSareee選手もそういう意思があるならやればいいと思いますし、そうじゃなくてもいろんなやりたいことを実現できるように私自身も頑張っていきたいなって思ってます」
━━現時点で格闘技戦に挑戦したい気持ちは?
Sareee「まだ考えてないです」
━━Sareee入団についての思いは?
奈七永「はじめにSareee選手と話した時にいろんな目標を語ってくれて、その上でシードリングと一緒に同じものを目指していきたいって言ってくれたことが、すごく嬉しくて…“なんてこの子は輝いているんだろう!”っていうふうに思いまして、こんな人数も少ないしまだ大会も頻繁にできているわけではないのに、こうやって思ってくれる選手がいるってことがすごく嬉しかったですし。でも“嬉しい”だけじゃなくて、先ほども言ったように所属選手が増えていくことは責任もともなっていくので。私自身がもっと努力しないといけないなと思いますし、そういう描いた夢を実現できるようにしていくことが私の義務だと思っています」
━━Sareeeのどんなところに期待する?
奈七永「そうですね、今まだ二十歳っていうこともあり、シードリングの(平均)年齢がグッと若くなりましたので。そのヤングなパワーでより光り輝いてもらいたいなと思います。今、私の持てるものを世志琥に練習や試合などで伝えているつもりですけれども、中島安里紗が入団してSareee選手も入って…Sareee選手もいろんな欲があると思うし、そういったことを“こういう方法もあるよ”っていうことを、私が20年間で培ったきものを伝えられる存在なんだろうなっていうふうに思ってます」
━━ディアナ所属としては残り数試合となったが、どのような闘いを見せたい?
Sareee「ディアナで教わったことはずっと忘れないで、これからも試合していきます」
━━2・26後楽園で闘いたい選手は?
Sareee「闘いたい選手は…やっぱりお世話になった先輩と。またいつ闘えるかわからないので…。ぜひやりたいです」