今年初のシードリング。第3試合にはハイスピード戦線に名乗りを上げたマーベラス・桃野美桜が登場。レフェリーの南月たいようと藤本つかさとの対決姿勢が浮き彫りとなる中で5人がリング内を駆け回り、藤本がビーナスシュートで桃野から3カウントを奪った。試合後は南月・つくし・桃野による『南月軍』が藤本を「悪魔」呼ばわりして打倒を宣言。試合後のコメントブースでは藤本とタッグを組んだ小林香萌も南月軍への加入を表明し、藤本は完全に孤立してしまった。
セミファイナルはデビュー6周年の世志琥がアジャとのタッグで松本浩代&Sareeeと対戦。世志琥しか目に入らないSareeeがアジャをそっちのけで世志琥に襲いかかるなどタッグマッチとして成立せず、場外乱闘ではカウントが進んでいってもリングに戻ろうとせずに闘い続けたSareeeと世志琥が両者リングアウトでドロー決着。2人に対して激怒したアジャはシングルマッチで決着をつけるよう言い放つ。
メインイベントはJWP退団から過酷な修行を経て1ヶ月ぶりの試合を迎えた中島安里紗が、念願だった高橋奈七永と一騎打ち。30分近くの死闘を繰り広げるが、最後は奈七永がワンセコンドEXで競り勝った。マイクを持った中島は今後も打倒・奈七永を目指しつつも「あなたのそばでプロレスがしたい」とシードリングへの入団をアピール。会場を大きくどよめかせた。
『SEAdLINNNG~INTEGRAL-d~』
◆1月26日(木)東京・後楽園ホール(19:00)
観衆755人
▼~Powerful Starting!~・20分1本勝負
山下りな(7分49秒/ラリアット→片エビ固め)アレックス・リー
▼~Wonderful fire!~・20分1本勝負
豊田真奈美&○水波綾(11分7秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)●雪妃真矢&ビックバン・ニコル
▼ハイスピードタッグマッチ~First High Speed 2017~・20分1本勝負
○藤本つかさ&小林香萌(6分47秒/ビーナスシュート→片エビ固め)つくし&●桃野美桜
※レフェリー:南月たいよう。ハイスピードルール採用。
▼世志琥デビュー6周年記念試合~Pandora's box~・30分1本勝負
▲世志琥&アジャ・コング(15分40秒/両者リングアウト)松本浩代&▲Sareee
▼~Going!Going!~時間無制限1本勝負
高橋奈七永(28分43秒/ワンセコンドEX→片エビ固め)中島安里紗