格闘技のビッグイベント『RIZIN(ライジン)』が開催されるさいたまスーパーアリーナにて、29日(金)に女子プロレスの大会が入場無料で行なわれることが決定。25日のマーベラス新木場大会にて、長与千種がその経緯を説明した。
★長与千種のあいさつ
「急なお話ではございますが、今月の29日。さいたまスーパーアリーナのほうでRIZINという総合格闘技の試合がありますが、なんと女子プロレスのたくさんの団体が集まりまして、11時30分から試合を行なうことが決まりました。入場は無料となっております。フジテレビさんのご協力がありまして、来年の2月に放送予定です。RIZINさんはアリーナクラスで大会を開いておられます。そこにですね、女子プロレスだけの1日をもらおうと思いまして、今回たくさんの団体と選手に集まって頂きまして、すべてノーギャランティーで…みなさんもフリー(入場無料)で見れる大会を行なうことになりました。古きを重んじて今がありますが、女子プロレスも底上げの時期に来ております。若い選手たちの力をですね、来年は一気に伸ばしたいと思います。その上でですね、このRIZIN枠…1日を絶対に女子プロレスだけの日にちにしたいと思います。すべての女子プロレスの団体、そしてフリー選手が集結してやれるように頑張ってまいりますので。29日、さいたまスーパーアリーナのサブホールといってもすごく大きい場所です。ぜひ!ぜひ!ぜひ来てください! よろしくお願いします!」
★大会終了後のコメント
「女子プロレスもどんどん、少しずつ少しずつ上向きになってると思います。“古きを重んじて今がある”という言葉をですね、もう1度振り返りながら来年、若い人たちの力を底上げできるような女子プロレス界であってほしいという願いがあります。そこでRIZINを実行されてる代表取締役にお会いしまして、女子プロレスの枠を頂きました。急な話でしたので、まだたくさん出てくださる団体というのはあると思うんですけども…それはちょっと取っておいて来年の29・30・31日…できれば31日・大晦日! 女子プロだけで祭りをしたいなと。その時に理想形で言えばすべての団体が出て、トーナメントが行われてもいいと思います! そこに初めて、あの眠っている赤いベルト(WWWA世界女子王座)が手に入ることが、なんともドラマティックな展開じゃないかなとホントに思います。誰が獲ってもいいんです。そこから這い上がっていけばそれでいいことなので。それが1度できれば2度、3度と自分たちの力で、みんなでやっていくことができるので…。そういう思いを馳せながら29日を迎えたいと思います。プロレスラーがプロのトライアウトをするわけですから、今回急ぎではあったんですけれども参加してくれる選手たち、団体…すべてに感謝したいですね。プロがプロとしてトライアウトですから(笑)。頑張りたいと思います! ホントに女子プロレスを底上げしたいので、ぜひそのチャンスを頂ければ必ずや…必ずや誰かのオンリーワンと誰かのナンバーワンが生まれるんです。それを夢見て、来年に向かいたいと思います。これが上手くいけば女子プロ界、絶対立ち上がるんです。誰かが言わないと、誰かが仕掛けていかないと…もう仕掛けます。参加しない人はもう乗り遅れると思ったほうがいい。今回WAVEさんとか、JWPさんもアイスリボンさんもすぐ手を上げてくれました。でも時間に限りがあるので…。レジェンド枠もあります。(試合には出場する?)やりますよ。あくまでもレジェンド枠で。20分1本勝負ですね。女子プロをどうにかしたければ上手くいくはずです。そういうことが起こったほうがおもしろくない? 1つになる時。来年こそ1つに、1度なるべき。みんな気持ちは一緒なわけだから、底上げしていきたいという…。だったら集結しましょう! そうしないと、いつまで経っても(観客数)200~300で取り合ってても仕方ないので。ギャビ・ガルシアなんか女子プロレスラーになればいいのにね(笑)。ヴァンダレイ・シウバよりすごいんだから。あの体はある意味サイボーグなんだから、プロレス向きでしょ? 普通じゃない人はプロレスに来るべきなんだよ。ギャビ・ガルシアにも(29日の試合を)見てほしい」