★勝愛実・欠場のあいさつ
「先日のJWP仙台大会で腰を負傷してしまいまして、本日の両国大会を欠場させて頂くこととなりました。精密検査の結果は黄色靭帯骨化症および椎間板ヘルニアとの診断を受けました。幸いにもどちらも軽度ということではあったんですけども、負傷時に起こりました両足マヒの後遺症の痛みは現在も続いている状態です。復帰時期につきましては腰の回復状況と、医師と会社とよく相談をした上でしっかりと決めていきたいと思っています。今は少し時間を頂いて…またこの場所に私は必ず戻ってきます。それまで待っていてくださったら嬉しいです(涙)」
美兎「私の引退試合、本来は愛実だったけど…愛実の体のことを考え、今は治療に専念してもらいたい。だから引退試合、私はSareeeにお願いしました。愛実は復帰に向けて今はしっかり治療に専念してください。そして引退試合、セコンドに付いてね!(笑)」
★ラビット美兎
「カサンドラ宮城は私の2~3年後輩なんですが、あいつやりますね(笑)。正直あそこまで来るとは思わなかったし、なんか悔しいですね。でも勝つことができたんで、何も言うことはないです」
━━引退試合の相手・Sareeeについて。
「本来、愛実が相手だったんですが、引退の時は同期に送り出してほしいと思ってたんで。同期のタッグマッチだったりとか、引退のカードを考えてたんですけれども…。愛実がダメだったらSareeeしかいないなって思ったんで、Sareeeに引退の相手をお願いしました」
━━あと10日、残り数試合となったが。
「正直、まだ実感がないんですけど…しっかり悔いのないように楽しんで、引退したいと思います」
★中森華子
「防衛戦をあと何回できるかわからない中で、私が前からやりたかった全力バタンキュー同士の防衛戦ができて、私たちにしかできない闘いができたと思うので良かったです」
━━相手の2人について。
「全力でした、やっぱり。どっちも負けたくない相手だし。特にチサコはいつも…ライバルというか意識してしまう選手なので」
━━次の防衛戦があるとしたら闘いたい相手は?
「います。私の中にはいるんですけど…とりあえず今日は防衛したし、今は28日の無差別のことを考えています。無差別のベルトを持ったまま退団とかありえないし…絶対止めなきゃいけないし、私が本当に勝たなきゃいけない試合。私は(入団してからの)5年間ずっと無差別のベルトを目指してやってきて10周年の節目だし、JWPを背負っていく選手としても中島安里紗だけには、もう負けられないので。新しい幕開けをお客さんにも中島安里紗にも見せつけたいと思います」
★コマンドボリショイ
「JWPの中島安里紗としては最後なんで、決着つけられなかったのは本当に心残りなんですけども…。いま自分ができることは全部やったので、あとは中森にちゃんとベルトを…中島が持ち逃げするようなことがないようにしてもらいたいと思ってます」
━━どのような気持ちで今日の試合に挑んだ?
「最終的には無心になって闘うことだと思って、自分は中島が退団することに対して手放しで喜ぶこともないし、かといって中島の人生の選択にとやかく言う筋合いはないと思うので。JWPで夢を見てきた仲間としては悲しいですけども、でも出ていく中島のことをあれやこれや言ったり、気にかけてるほど私は悠長にはしていられないので。もう先を見てやっていくしかないので、あーだこーだ考えてもリングに上がれば“これが最後の試合だ”とかそういうのではなくて、いちレスラーとしてコマンドボリショイvs中島安里紗の生身の人間として闘おうと思いました。そこでまた新たな感情が生まれたりするものじゃないかなと思って。本当に何も飾らないコマンドボリショイで闘おうと思ってリングに上がりました」
━━試合後に気持ちは変わった?
「変わったというか、負けたくない気持ちは中島安里紗が“女子プロ界を背負っていく”みたいな発言をしてるけども、“なに言ってるんだよ、背負っていくのはJWPだよ”…そこは変わらないで。ただあの子はいつも軽々しく口にする子じゃないし、ちゃんと考えて考えてモノを言う子なので、それなりの考えはあると思うし。そこはもう今までの付き合いの中でちゃんと認めてるとこだし。これからは女子プロレスといえば中島安里紗なのか、JWPなのか? 中島とJWPの闘いにもなってくると思うので。いつか“JWPに上がりたい!”と言わせてやりたいと思います」