水道橋にある広島お好み焼き店『おっこん』主催のワンマッチ興行。前回はタッグを組んだ“brother”YASSHIとライディーン鋼(※同店でアルバイト中)が痴情のもつれ(?)により対角に立つことになり、それぞれ松本浩代と竹田誠志をパートナーに迎えての有刺鉄線ボードデスマッチが行なわれることになった。
デスマッチ初挑戦の松本はOZアカデミー無差別級のベルトを肩にかけ、有刺鉄線バットを手にリングイン。2度目のデスマッチとなる鋼は有刺鉄線の巻かれた“へら”を持っての登場。最初に有刺鉄線ボードのエジキになった松本に、竹田は容赦なく有刺鉄線を額に押しつけて流血に追い込み、リング内に大量の“へら”が撒かれるとYASSHIがボディースラムで鋼を“へら”の上に叩きつけて悶絶させる。有刺鉄線ボードを上から置かれたYASSHIへのフロッグスプラッシュ、ライディーンボムでボード上に叩きつけるなど見せ場も作った鋼だが、最後はYASSHIがボード上へのジャーマンを決めて鋼をフォール。YASSHIからマイクを渡された鋼は「今日はもうこれぐらいにしといてやるよ」とWANTED流の捨てゼリフを吐くが、YASSHIは「プロレスラーっていうのはリングの上で発言して、怒ったり喜んだりするのがプロレスだぞカスヤロー」と鋼の日頃からの姿勢を糾弾すると、セコンドについていた藤ヶ崎矢子を指して「コイツはリスペクトや!」と称賛。長々と話した後に「今日はこれぐらいで勘弁しといたるわ」と締めた。
★ライディーン鋼のコメント
「こないだもそうだけど今回もそう。全然納得いく試合ができてない。もう1回やりたいな。次は蛍光灯…私はそれをやりたいなと思ってます」
━━試合後のYASSHIのコメントについて。
「確かにブラザーに言われてることはそうかもしれないけど…リング上で言うことではないと思う。何がおもしろいの? じゃあ試合でもっとやればいいじゃんって思います」
★松本浩代のコメント
「無事に初挑戦、初勝利…すっごい痛いですね有刺鉄線! ホントにデスマッチ、見る以上に痛いです! 痛いけどなんで今回挑戦したかって、自分にとってデスマッチは必ずしも必要なものではないけど、食わず嫌いじゃしょうがないし。やってみて自分のためになるかもしれないし。有刺鉄線あろうがなかろうが、松本浩代は松本浩代なんで。そのプロレスができたらなと思って今回挑戦しました」
━━これからもデスマッチを続けていきたい?
「次にやりたいかやりたくないかは別にして、普段やれない対戦相手とも闘えたし、この振り幅はホントにフリーじゃないとできないことでもあるんで。今、OZのチャンピオンですけど、また自分にとってもプラスになれたなっていうのは自信あります」
『おっこんプロレス・第3戦』
◆12月13日(火)東京・新宿FACE(19:00)
▼いきなりメインイベント 有刺鉄線ボードetcデスマッチ
○“brother”YASSHI&松本浩代(有刺鉄線ボード上へのジャーマン・スープレックス・ホールド)●ライディーン鋼&竹田誠志