志田光が4ヶ月ぶりの自主興行を開催。「時間の都合」により第2試合の円華vsがばいじいちゃん、第3試合の松本浩代vs救世忍者乱丸は同時進行のシングルマッチとして行なわれるが、動きがスローなじいちゃんに接触してしまったり、Tommyレフェリーと吉野レフェリーの裁く試合が入れ替わってしまうなどリング上は混乱。試合後、握手を交わして健闘を讃え合う円華とじいちゃん。それを見た志田は、じいちゃんのスパイ疑惑の真実を暴くために雇った円華に、「オマエ、自分の仕事を思い出せ! コイツ(じいちゃん)に真実を吐かせる…それがオマエの仕事だろ!」と激怒。志田はじいちゃんに対し「こうなったらな、あなたはもう尻神教、クビだ! 佐賀に帰れ! あなたなんかいなくたってな、私はムーの太陽を倒してやるんだ!」と破門を言い渡してしまう。
第4試合では“第一信者”藤ヶ崎矢子と“幹部”大鷲透が、越中詩郎&豊田真奈美のレジェンドタッグと対戦。序盤は捕まってしまった矢子だが、大鷲が豊田を捕らえたところに特大サイズの新兵器『スーパー・アイアンフィンガー』を持ち出して会場の度肝を抜く。しかし豊田が体勢を入れ替えて大鷲への誤爆を誘うと、JOクインビーボムで矢子を仕留めてみせた。
メインイベントでは尻神教の“教祖”志田光と“使いっぱしり”葛西純が、ムーの太陽のザ・グレート・サスケ&DASH・チサコと激突。目に見えないパワーを送って、触れずして志田にダメージを与えるサスケ。場外戦ではサスケ&チサコがじいちゃんを呼び込み疑惑通りスパイだったかと思わせたものの、志田の神棚を凶器として使おうとするサスケをじいちゃんが阻止。尻神教を裏切っていなかったことを証明する。試合はチサコがノーザンライト・スープレックスからホルモン・スプラッシュにつないで志田に勝利。敗れた志田は「大事な神棚になんてことをするんだよ! サスケ、オマエには負けてない! 1対1で勝負しろよ!」と一騎打ちを要求。急きょ試合開始のゴングが鳴らされるが、2分弱でまたしても志田は敗れてしまう。意気揚々と勝ち誇るムーの太陽…しかし、惨敗にうなだれる志田のかたわらには仲間たちの姿があった。
★メインイベント後のマイク
サスケ「志田教祖様、よーく聞きなさい。おしりの神様なんていないんですよ。しかも我々ムーの太陽は宗教ではありません! 単なるサークルです! 我々サークルが宗教団体を名乗るチームに勝ちましたよ! この神棚は戦利品として持って帰りましょう!」
(会場からの「ムーンの太陽」コールに乗ってサスケとチサコが帰っていく)
志田「悔しい…もう完敗だよ! どんなに強い仲間集めたって、私が強くなんなきゃ意味ないよ! もう尻神教なんて…解散だよ!」
(じいちゃんが志田の頬に張り手。しかし反射的に志田が張り返してじいちゃんがダウン)
志田「じい、疑ってゴメン! じいの言いたいこと、わかった。解散なんて言ったらダメだよね? 私たち尻神教、もっと修行しないとダメだよね!?」
大鷲「教祖様! もう尻神教は、あなただけのものじゃないんですよ。周りを見てください。もう尻神教は…走り出してるんですよ。これからもやっていきましょうよ!」
志田「ありがとう。猪八戒の言う通りだよ!」
大鷲「…!?」
志田「沙悟浄! 沙悟浄もありがとう!」
矢子「!?」
志田「悟空! ありがとう!」
葛西「!?」
志田「私たち尻神教、天竺を目指さないとダメなんだよ!(会場からの声に)…じいは馬だって。今日はみっともない姿を皆さんに見せてしまいました。でも、天竺を目指して修行していきますので、これからもどうぞよろしくお願いします!」
『第二回・尻神教シンポジウム~唯一神としての自覚~』
◆2月3日(水)東京・新宿FACE(19:00)
観衆353人(超満員)
▼15分1本勝負
○希月あおい&飯田美花(11分46秒/ムーンホープ・プレッシャーズ→体固め)小林香萌&●日向小陽
▼15分1本勝負
円華(6分48秒/ファルコンアロー→片エビ固め)がばいじいちゃん
▼15分1本勝負
松本浩代(6分48秒/バックドロップ→片エビ固め)救世忍者乱丸
▼30分1本勝負
越中詩郎&○豊田真奈美(12分6秒/ジャパニーズオーシャン・クインビーボム→体固め)大鷲透&●藤ヶ崎矢子
▼魔界提供死合
○村上武吉(真霜拳號)&前田慶次(藤田峰雄)(12分20秒/海嵐→片エビ固め)●俵藤太(バッファロー)&霧隠才蔵(朱里)
▼尻神教vsムーの太陽・60分1本勝負
ザ・グレート・サスケ&○DASH・チサコ(22分15秒/ホルモン・スプラッシュ→片エビ固め)●志田光&葛西純
▽スペシャルシングルマッチ
ザ・グレート・サスケ(1分44秒/後ろ回し蹴り→片エビ固め)志田光
★尻神教のコメント
志田「完敗ですよ。ホントに悔しい。言った通り、どんなに心強い仲間を集めたところで私自身がもっと強くならないと、なんの意味もないと思いました。そのために私たちは天竺を目指します。ホントにこの仲間たちは心強いです。悟空、そして猪八戒…沙悟浄…」
大鷲「教祖様、いまいちまだ飲み込めない部分があるんですけど…」
葛西「俺っちのどこが猿なんだよ! せめて織田裕二ぐらい言ってくれよ」
大鷲「なに笑ってんだ沙悟浄」
矢子「うるせー猪八戒!」
志田「争いごとはやめなさい! 我々の行く道には金角とか銀角とか、ホントに強敵がこれからは待ち受けていると思います。でも天竺を目指して気持ちを1つにして、私たちは今この修行を乗り越えないといけないんです。争ってる場合ではありません」
葛西「わかった。もう俺っちは孫悟空だ!」
大鷲「…猪八戒です」
矢子「はい。私、沙悟浄です」
志田「みんなで天竺を目指して、まだまだ修行します! これからもよろしくお願いします!」